あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

海の日で思うこと

2024-07-16 21:10:00 | ブログ
こんにちは、スタッフ長谷川です😊
昨日はあいにくのお天気の「海の日」でしたね🌊
今年は早いような気もしましたが、7月の第3月曜日と決められているようです。

さて、海といえば、東洋医学の古典では人体にも海があるとされています。

人に四海あり、十二經水なる者、皆海に注ぐ。
髓の海あり、血の海あり、氣の海あり、水穀の海あり。

人には髓海、血海、氣海、水穀の海四つの海があり、十二経水はすべて海に注ぐと言っています。
髓海は脳。
血海は衝脈という経絡のこと。
気海とは気が集まる胸の部分。
水穀の海とは胃のことで、飲食物が集まる場所です。
それぞれの海が虚したり実したりすることで、病症が表れるとされています。
そして続きの部分には、これら海が正常なら生き、そうでなければ死亡するともありました。
自然界では、川は海へ注ぎます。
人体でも同じことが行われており、経絡が四海へ注がれているのですね。

梅雨明け目前、すぐに暑い夏がやってきます☀️
海や川へ行かれる方は水難事故に気をつけましょう!
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2024-07-15 22:33:00 | 健康・病気
こんにちは😃スタッフの榊原です
今週は、三連休ですね。旅行などで遠くに行かれる方も多いのではないでしょうか?
僕は昨日、中津川の龍神の滝という所を見に行きました!
ここは岐阜の名水に選ばれるくらい透き通った綺麗な水で、川の深いところがエメラルドグリーンの様な美しい色合いでした!

さて、今回はそんな水についてお話しします。
東洋医学では水は津液といわれます。体の水は津と液2つの要素からなっているからです。
津は、陽の働きで体のさらさらとした水分のことを言い、例えば汗などです。
液は陰の働きがあり、ドロドロとした水分のことで、関節液などです。
この津液が湿気や、水の取りすぎなどで多くなり、むくんだり、体が重くなったりお腹が下ったりします。
津液は、脾、腎、肺、三焦、の働きによって支えられています。
脾が水をさばいて必要なものを吸収し、津液にする。
腎が津液の排泄をする
肺が全身に津液を巡らせ
三焦が津液の通路となり全身を栄養します
五臓六腑どれも関係はしますが、主にこれらの臓腑が関わります。
最近たくさん飲んだ方がいいといわれる水ですが、自分が欲しい時に飲むことで臓腑への負担を少なくすることをおすすめします。
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四診法

2024-07-14 21:20:00 | うんちく・小ネタ
 昨日の朝から気象庁の梅雨明け宣言を待てずに熊蝉がシャンシャンシャンと騒がしく鳴き出しましたね。今日の画像は治療院から車で10分ほどの名古屋市市政資料館です😊朝ドラの「虎に翼」のロケ地のひとつでもあり、ここ数ヶ月ホットな場所として知られています😊
見慣れた景色では無いでしょうか⁉️

毎週日曜日は院長のひとりごとです😊

 昨日の四診法について私からも一言。

古典医書に次のように述べています。

 『望みて之を知る、之を神と謂う。聞きて之を知る、之を聖と謂う。問うて之を知る、之を工と謂う。脉を切して之を知る、之を巧と謂う。……』

 『望みて之を知るとは、其の五色を望み見て、以って、其の病を知るなり。』
 これは視覚により診断するものです。西洋医学の局所に対する「視診」に対して東洋医学では、「望診」と称して患者様の全体像から病の有る所を診察します。私は視覚障害者ですので残念ながら不可能です。

 『聞きて之を知るとは、其の五音を聞きて、以って、其の病を別つなり。』
 これは聴覚・嗅覚により診断する方法です。聞診は私の独壇場です。玄関を開ける音、待合室で待っている時の様子、ベットまで来るときの足の運び、診察室に入ってからの衣服の着脱の様子等などつぶさに観察(聞察)しています。実は、この時点から治療が始まっているのです。患者様から「先生は地獄耳」などと言われています。既に喜寿を迎えようとしているので、聴覚も嗅覚も衰えてきたかな?とは感じていますが、治療に関わる事に関しては地獄耳なのかも知れませんね。

 『問うて之を知るとは、其の欲する所の五味を問うて、其の病の起こる所、在る所を知るなり。』
 これは西洋医学の問診と同じ意味ですが、東洋医学は、患者の訴える症状からどこの臓腑及び経絡の変動により病症が現れたのかを診断します。つまり、病の本態を追究し治療を施します。
これを「本治法」と言います。つまり、生命力強化、自然治癒力を高めて、病を追い出すのです。

 『脈を切して之を知るとは、其の寸口(脈診部位)を診して、其の虚実を診て、以って、其の病を病むこと何れの蔵府に在るやを知るなり。』
 これは、私がいつも行っている脈診のことです。脈診により、五臓六腑、十二経脈の変動を判定し治療に結び付けます。
 尚、切診には脈診以外に「腹診」、「背候診」「尺膚診」などがあり、正しい証決定(診断)を行ううえで大切な手技なのです。

 同じ古典医書に『上工は未病を治す』との教えも有ります。脈診流・経絡治療で皆様の健康管理に勤め46年。学べば学ぶ程に東洋医学の奥深さを感じています。


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望•聞•問•切

2024-07-13 20:54:00 | ブログ
こんにちは。スタッフの恒川です⭐️
不安定なお天気が続いていますね。
私が幼い頃の梅雨の時期は、しとしと…と小雨が降り続く印象だったのですが、
最近の梅雨は、ザザーッと短時間に大量の雨が降っていつの間にか晴れているイメージです☂️とはいえ!もう少しで梅雨明け。体調に気をつけながら過ごしていきましょう😄

今日のブログの題名、
望(ぼう)、聞(ぶん)、問(もん)、切(せつ)とは何か分かりますか❓❓
患者さまの身体を診る際に大切なこと✨

○望診 
患者さまの動作や表情、皮膚の色を眼で診ること。
○聞診
患者さまの声や息遣い、院内での足音を耳で聞くこと。
○問診
身体の不調などを直接問うこと。
○切診
腹や背部などに触れて、冷えやざらつき、硬結や陥凹などを診ること。当院で行っている脈診も切診の一つになります。

4つ合わせて、四診法といいます😊

一般的に病院では、それぞれの専門の科に分けられていますよね。
肩が痛ければ整形外科、お腹の調子が悪ければ内科などなど。
例えば、消化器の冷えによる腰の痛みがある方が、いくらマッサージや湿布を貼っても痛みはなかなか改善しません。
冷たいものを摂りすぎていないか、下半身が冷えていないか等を四診法を用いて、診察することで、患者さまのライフスタイルを知るきっかけになる為、とても大事になってくるのです🤠🌼
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風邪のご相談

2024-07-12 21:24:00 | ブログ
こんにちは☔️梅雨らしい雨が続いていますね。

晴れたり曇ったり大雨だったりと
気温変化も大きく、湿度も高い状態が続いており
さまざまな不調の方が急に増えてこられた印象です。

毎週金曜日は、漢方薬店からの投稿です。

寒暖差の影響もあり、体調不調の方も多くお越しですが
風邪の患者さまも、しばしば見られるようになりました。
いわゆる伝染性の風邪ではなかったものの、
喉の痛みや咳がスッキリしないという方もおられます。

当店は、漢方薬店のため
漢方の風邪薬を取り扱っています。

こちらの画像以外のものも、数多くございますが
すべてのお薬が「どなたにも」というわけではございません。
いつでもお気軽にご相談にお越しください。



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