私たちが当たり前に使う六十九難治療
六十九難曰、
経言虚者補之、実者瀉之、不実不虚、以経取之、何謂也。
然。
虚者補其母、実者瀉其子、当先補之、然後瀉之。
不実不虚、以経取之者、是正経自生病、不中他邪也、
当自取其経、故言以経取之。
虚には補法を行い、実には瀉法を行い、
虚実がなければその経で治療を行うと述べられているが
これはどういう意味なのか。
答え
虚すればはその母を補い、実すればその子を瀉す
治療を行う際は、補を先に行い その後に瀉を行う
実でも虚でもなければ、その経で治療を行う
これは他の経より邪を受けたものではなく、正経自ら生じた病である
したがって、自経から病の治療穴を選穴しなければならない
経を以てこれを取る
虚実が無ければその経絡を治療せよ・・・
四十九難の五邪論に正経自病の関係する経絡のみを治療するということ
母子関係なく病んでいる。病証はあるけど虚実に区別する必要はないが
病があることろには必ず虚があるというところから補えばよいということにな
『精気の虚があるから病は発生する』