朝からzoom勉強会
傷寒論・・・
終了後、
その後、今日は少し、黄帝内経霊枢の営気と衛気について読んでみました~
葉月堂の患者さんは0歳~90歳代の方、様々な患者さんが来院されますが
毎日の治療でも感じる~症状は同じでもおひとりおひとりは全く違うのですよね
営衛生会遍第十八
黄帝問于岐伯曰。人焉受気。陰陽焉會。何気為営。何気為衞。
黄帝、岐伯に問いて曰く、人は焉(いづく)くに気をうけるのか。何れの気を営と為し、何れの気を衛と為すのか。
営安従生。衞于焉会。老壮不同気。陰陽異位。願聞其会。
営は安(いづ)くより生じ、衛は焉くに会するか。老壮は気を同じくせず。陰陽は位に異にす。願わくば其の会をいかん。
人は精気はどこから受けるのか?陰陽の気はどのように会合するのか?どの気を営気とし、どの気を衛気とするのか?
営気がどのように生成されるのか?衛気はどのように営気と会合するのか?
老人と壮年ではその気の盛衰は同じではないだろうし、昼と夜の気の行る場所も異なる。それを聞きたい。
岐伯荅曰、人受気于穀、穀入于胃、以伝与肺、五蔵六府、皆以受気。
岐伯答える。人は気を穀(食物)に受け、穀は胃に入り、以って肺に伝え与え、五臓六腑、皆以って気を受ける
其清者為営、濁者為衞。営在脉中、衞在脉外、営周不休、五十而復大会。
その清なるもの(精粋な部分)を営と為し、濁なるもの(濁っていて素早く荒々しい部分)を衛と為す、営は脈中に在り、衛を脈に在り、
営周して休まず、五十して復大会す。
陰陽相貫如環無端、衞気行于陰二十五度、行于陽二十五、分為昼夜。
陰陽相貫くこと、環の端なきがごとし、衛気は陰を行くこと二十五度(周)、を行くこと二十五度(周)分かちて昼夜と為す。
故気至陽而起、至陰而止。故曰、日中而陽隴為重陽、夜半而陰隴為重陰。
故に気陽に至りて起こり、陰至りて止まる、故に曰く、日中して陽隴(さかん)なるを重陽となし、夜半にして陰隴(さかん)となるを重陰と為すと。
故太陰主内、太陽主外、各行二十五度、分為昼夜。
故に太陰は内を主り、太陽は外を主り、各々行ること二十五度(周)分かちて昼夜と為す。
夜半為陰隴、夜半後而為陰衰、平旦陰尽而陽受気矣。
夜半を陰隴(さかん)となし、夜半後にして陰衰うとなし、平旦陰尽きて陽、気を受く。
日中而陽隴、日西而陽衰、日入陽尽而陰受気矣。
日中を陽隴んと為し、日西のして陽衰え、日入りして陽尽きて陰、気を受く。
夜半而大会、万民皆臥。命曰合陰。平旦陰尽而陽受気。
夜半して大会し、(夜中は陰陽の気が会合)万民皆臥す(みな眠っている)。命つけて合陰と曰う、平旦陰尽きて陽、気を受る。
如是無已、与天地同紀。
このごとく已(や)むことなく、天地と紀を同じくす。
黄帝曰、老人之不夜瞑者、何気使然。少壮之人、不尽瞑者、何気使然。
黄帝曰く、老人の夜瞑せざる者は、何の気か然らしむる。少壮の人、昼瞑せざるものは何の気か然らしむる。(若い人は眠くならないのはどの気の作用?)
岐伯答曰、壮者之気血盛、其肌肉滑、気道通、営衞之行不失其常、故昼精而夜瞑。
岐伯答えて曰く、壮者は気血が旺盛で、その肌肉滑らかにして、気道通り、営衛の行くやその常を失わず(運行が順調)、故に昼精にして夜瞑す。
老者之気血衰、其肌肉枯、気道渋、五蔵之気相搏、
老者の気血衰え、その気肉枯れ、気道渋り、五臓の気相搏(薄)消耗し
其営来気衰少、而衞気内伐、故昼不精、夜不眠。
その営気衰少し、衛気内伐(う)つ、衛気の中に入って乱す、故に昼に精ならず(精神不調)、夜不眠。
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