緒方鍼灸院 【脉泉堂】 有田町の自然 平六のワンダー

「目で見て、手で触り、音を聞き、温度を感じ、においを嗅ぐ」体験は「知識として知ってる」ことよりはるかに重要だと信じます。

2月月例山行・雪の英彦山へ1199m ・・・ 佐賀勤労者山岳会 2016.2.7

2016-02-08 08:14:05 | 佐賀労山月例山行

立春を過ぎ、家の周りの土手は一斉に緑色の芽吹きを感じるような季節になってきましたが、山では雪山を楽しむ山男・山女達が冬装備を身にまとい、元気に登山を楽しんでいます。

昨日2月の第一日曜日、佐賀勤労者山岳会が企画した月例山行は福岡県田川郡添田町と大分県中津市山国町とにまたがる標高 1,199mの山、英彦山へ行ってきました。

大型バスで36名、案内人として地元の豊津の俊ちゃん、信ちゃんの協力を得て佐賀を6:00出発、杷木IC~小石原~しゃくなげ荘へと向かいました。

佐賀では雪もまったくない状態でしたが、高速杷木ICを降りて小石原の道の駅辺りから雪が降り始め、小石原道の駅を過ぎたすぐの場所から右カーブ、下り坂にさしかかると見事に凍った路面となり先に通った車のスリップしながら進んだろうタイヤの跡を見ながら慎重にゆっくりと進んでいきました。

しゃくなげ荘へ予定時間通りの 8:30に到着、先に着いて待っていていただけた豊津の俊ちゃん、信ちゃんさんと合流

路面状況を判断し、別所駐車場をスタート地点としようと話し合い、進もうとしたのですが対向車のまずい運転、ノーマルタイヤの初老の登山者の車に邪魔され、登りカーブの手前でバスをいったん停車せざるをえない状態となり、我々が乗る大型バスもスリップして進めません。対向車のノーマルタイヤの車もスリップして身動き取れません。

危機を感じ、我々6~7名が降りて相手の車をまず安全な場所へ押して運ぶことになりました。

何とか無事誘導できたと安堵するや、我々の後に停まっていた軽の車が半分路肩からはみ出し、脱輪し、電柱を支えるワイヤーに奇跡的に助けられた格好で浮いていました。

こりゃ大変だ、ダメもとで数名が押す格好で脱輪した状態から無事何とかこちらも脱出成功です。

今度は我々の大型バスの脱出、少し横滑りしながら前に進み、予定していた別所駐車場より手前の下の谷からスロープカー花駅に走り込めました。

ここからの登山開始としよう! そう決め、全員下りて登山の準備を始めました。

周りは雪、雪、雪、まずは奉幣殿向け石段を登って行きますが、皆さん慣れないアイゼンを履いての石段登りです。慎重に登って行きました。

衣服調整にトイレも済ませ、さ~登山開始です。

階段の連続です。 息せき切って登って行き、途中のあずま屋で小休止、汗かいています。

周りは雪国です。

どんどん進みます。

クサリ場を過ぎ、中津宮(中宮)は足跡もなく、清らかな雪の上でお参りさせていただけました。

鍋島藩のお殿様が馬で山道を登っていて馬ごと落ちたと言う稚子落のがけで信ちゃんさんの説明、がけから落ちたお殿様をその後助けた周囲の住民への感謝として寄進されたのが銅の鳥居だと

進むごとに雪が激しくなり、かなり積もってきました。

バスを留め、歩き始めた 花駅が 9:20、ちょうど 2時間、11:30 に上宮に到着しました。

今日の僕は、アイゼンではなく、縄を登山靴に巻いてすべり止めした格好で登ってきていました。辻会長が縄で十分だといつも豪語するので、試しに僕は今日体験していました。

確かに階段を登ったり、ガラ場を歩いたりするにはアイゼンより足首の負担が少ないです。でもチョット凍ったのぼりや下りを進むのには不安があり、アイゼンの方が安全だと実感しました。

軽いし、ザックの中に忍ばせておくのには良いのではないでしょうか。他の方がアイゼン無く困っておられたりする場合もあるでしょうし、意外とおすすめのすべり止めグッツでした。

さ~、お弁当お弁当~ 僕はチーズ風クリームスープ と あんぱん

皆さんは~ にぎやかに食事が始まっています。

柿樋瀬の 幸田さん に 鬼塚先生

避難小屋の中でも

今日案内役をお願いした 豊津の俊ちゃんさん と 信ちゃんちゃんさん とも 山頂にて パチリッ~

又、涌蓋山で以前 ご一緒した??  とてもチャーミングな悟空さんとも お会いできました。

さ~ 今度は 南岳 目指して行ってみましょう。

下山時は 天気も回復し、青空もときどき見せてくれる天気になりました。

とても 冒険的な 楽しみを 朝から いただけました。

この快感が たまりません。 今日参加いただけた 36名 + 2名の 38名 も楽しめましたでしょうか。 佐賀勤労者山岳会は 営利ではなく、安く 安全な 登山を行おうと 辻会長筆頭に みんなで運営している団体です。 月会費 1,000円 年12,000円 毎月会報『やまびこ』を発行し続けて 541ヶ月 「46年」運営し続けています。 この会で 出会い、結婚されたカップルもいらっしゃいます。 現在の長老は、・・・? 83歳 だったかな?? 昨日も元気に参加されておられます。

一般参加者も今回は 8名、先月初めて参加された方の中で今月から会員として参加された方も生まれました。 みんなで協力し合い、語り合える場となり、山登りと言う同じ趣味の技術を向上させながら安全に長く元気に登り続けられるよう願っています。

僕もそんな佐賀勤労者山岳会が 大好きです。 会員の皆さんの笑顔を見れ、普段の生活にも張りが出てきます。 

昨日は有田町からの参加でしたので、朝3:00 に起き、父への味噌汁 と おかず皿一品 をお盆に準備して 4:00チョットすぎに有田町を出発しました。

こんな日の朝起きは全然苦になりませんね。 今日はハツラツとして 又チョット早起きしてブログ書いてきました。 楽しかった~ 

帰りは、途中から ボッカ道を下ってきました。 どこからだったか 記載できませんでした。

案内していただけた俊ちゃん、信ちゃんさんの ブログ ➡ 信ちゃんの美夜古だより 

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4 コメント

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良かったね! (豊津の信ちゃん)
2016-02-08 22:30:50
平六さん、こんばんは。
お疲れ様でした~~(^^ゞ
バスでのあの状況、一瞬スキーバスに事故を連想しました。怖かったですねぇ~
山歩きは何事もなく~と念じながらの歩きでした。
瞬く間に白くなり、新雪を踏んでの英彦山。
皆さんに存分に楽しめていただけたのではないでしょうか。
また英彦山へお出でくださいませ。
次回またお会い出来るのを楽しみにしております。
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お世話になりました (平六)
2016-02-09 08:11:33
俊ちゃん、信ちゃんさん
おはようございます。 やっと、雪山を楽しみながら歩けました。 今年は突然の大雪で先月末の山行が中止、初めての雪山でした。
しかし、雪山を楽しむためにはやっぱり経験ある方に教えていただきながら経験を重ねていかないととんでもない行動となりますね。
輪かんじきも会には貸出しできるストックはありますが、使ったことはありませんし、そんな雪深いところへの実績はありません。
でも、今回縄を靴に巻いて歩けた経験は貴重でした。
これからの季節はそろそろお花が望める季節になりますね。生活の合い間に計画を立てて、好きな登山で息抜き、お話、健康維持には欠かせませんね。
又、ご一緒お願いします。
返信する
雪山 (yan)
2016-02-09 19:39:02
平六さんこんばんは。早朝3:00に起床して父上様のご飯の準備をされて… 本当に頭が下がる思いです。ご立派ですね。 
ところで雪の英彦山、思う存分楽しまれたようでよかったですね。 アイゼンの代りに縄を利用されたとのことですが、良いアイデアだと思います。 私も検討してみたいと思います。

英彦山は福岡県を代表する名山だけあって、雪が多いようですね。

困っている車を皆さんで救助されたとの由、相手の方たちはもちろん感謝の気持で一杯だったことと思います。  
返信する
ときどきブログ見てますよ~ (平六)
2016-02-10 08:00:05
yan さん
おはようございます
今日はまっぱれの暖かい日差しが玄関先、庭を輝かせてくれています。
ウキウキするような、暖かいホッコリとする何かを持ってきてくれている気がします。
お元気に几帳面に歩かれた山日記をときどき読ませていただいています。
さすがだな~、ここまで僕はまとめきれないな~・・と思いながら
お会いできる日を楽しみにしています。
楽しいこといっぱい話聞かせてください。
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