緒方鍼灸院 【脉泉堂】 有田町の自然 平六のワンダー

「目で見て、手で触り、音を聞き、温度を感じ、においを嗅ぐ」体験は「知識として知ってる」ことよりはるかに重要だと信じます。

夏の田んぼの早朝観察会・・・・『ネイチャー佐賀』自然観察会

2009-07-18 15:01:31 | 自然観察会
朝7:30集合の連絡を受け、『夏の田んぼの早朝観察会』へ出かけた。 自然観察指導員佐賀県連絡会『ネイチャー佐賀』が主催する自然観察会は毎月佐賀県内各地フィールドで各担当者がリーダーとなっておこなっている。 今日は事務局長の"まったはん"さんが地元の田んぼをフィールドに年4~5回/通算11回目の観察会だった。 "まったはん"さんは佐賀平野の稲作文化とクリークについて考える会として年間通じて変化する田んぼ周りの自然を紹介されている。

集合場所へは今日から夏休みが始まった子供さんといっしょの数家族が集まってこられ、楽しい雰囲気となってきた。

子供たちの想像力、奇想天外な行動は驚きを越えたものを感じてしまう
ブルーベリーの実を今朝 採ってきたよと今年中学生となった"ひかる"チャンから

妙見神社へ移動し、"まったはん"さんより観察会の始まりの挨拶があった。
農業をおこなう集落には必ず神社があり、集落の周りには豊かな田んぼが広がっていた。 この神社もそう言った集落のみんなが豊作、安全、健康等を願い、感謝する場であったと話された。 夏の田んぼで育っているのは稲だけではなく、ミジンコも、ヨコエビも、ミミズも、ドジョウも、メダカも、コブナも、オタマジャクシも、カエルも、ザリガニも、ヘビも、カメも、トンボも、クモも、又それらを食べるツバメも、サギも・・・・夏の田んぼはダイナミックな生命の連鎖がいっぱいだとワクワクするような話であった

妙見神社の境内には桜の木、楠の木等が植えてあり、セミの抜け殻もいくつも見つけることができた。 地面に目を向け、あれー 桜の葉が何枚も落ちているけど虫に食べられて半分になっているぞー と話され、なになにーと良く見ると確かに写真左が手でちぎった時の裂け目に対し落ちていた右の葉は裂け目が繊維も見せず、丸くスッパリと切れていた。
なあーるほど、何か食べた虫さんがいたんだと知らされた。
あぜ道を通って、畑の脇を通りながらこんな花が咲いてました。 ゴマの花です

ムラサキツユクサより花が小さな マルバツユクサ

花柄が下側180°分しかない ミゾカクシ 参加されてた白濱さんから名前を教えていただきました ピンク色のかわいい花です

外来種で最近多くなったと "まったはん"さんから教えていただいた白い メリケンムグラ

ナナホシテントウムシさんも生き生きと

オタマジャクシさんの抜け殻と言うか卵の殻です。 直径3mm程度の大きさでした
いっぱい

ジャンボタニシさんの卵です

田んぼの周りには小川が流れ、子どもたちは生き生きと網を振り回して

いるぞ、いるぞ、ヤッター コブナだ、メダカだ、横エビだ・・・

こんなのも見つかりました"ヒル"です 血を吸われるぞーー体をクネクネ、伸ばしたりちじんだり

しっぽがついているアマガエルさん

子供のドジョウさん 約5cm 網で捕まえた ゼン君、「体が伸びちじみしないヒルだー?」

水の上をスイスイ歩く忍者蜘蛛さん

これ分かりますか? 何の足跡か? カメさんです。 真ん中の細い跡はシッポの跡です

子どもたちは夢中で自然の草花とも遊びました。 スギナの葉を不思議そうにちぎってました 茎は丸くないんだ、杉の葉に似てるね、ドンドン短くなるよ

セリの花も咲いていました

田んぼは自然を守ってくれています。 自然の中にはいろんな生き物が生活していました。 その田んぼを守っている、育てているのは農家の方々です。
 感謝、感謝です。  "まったはん"さん観察会ご苦労様でした
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