中国共産党の敵はトランプ政権ではない、マッカーシズムに傾く米国世論そのものであることを肝に銘じる必要がある。 . . . 本文を読む
■ダウは続伸(27433)。「取引時間中は米中対立への懸念などから下げる場面が目立った。ただ、市場予想を上回る米雇用統計を背景に景気敏感株の一角が買われ、引け間際に上昇に転じた。7月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比176万3000人増と、増加幅は市場予想(148万人)を上回った。失業率は小幅に低下した。長期金利が上昇し、金融株の買い。朝方は下げ。中国の動画投稿アプリTikTokと対話アプリ「微信(ウィーチャット)」を運営する企業との取引を禁じる大統領令に署名。7日には香港への自治侵害などを理由に、香港政府の行政長官らに制裁を科すと米政府が発表。経済対策を巡る調整の難航も市場心理の重荷。トランプ氏は6日、追加の経済対策を巡る協議で与野党が合意に達しなければ協議を中止すると主張。7日午後には米政権と野党・民主党指導部の協議が物別れに終わった。ハイテク株は利益確定売りが優勢。アップルとマイクロソフトは2%安。ナスダックは1万1010.98」。
■原油は続落(41.22)。「米中対立の激化が、原油需要を抑えるとの見方から売りが優勢。米国はコロナ死者数が16万人超、インドやブラジルでも感染拡大。世界的コロナ感染拡大も相場の重荷。原油先物相場は今週半ばに5カ月ぶりの高値、利益確定売りも。米雇用統計が市場予想を上回った。発表直後には景気への楽観論から買いが入る場面も」、●金は反落(2028.0)
■米国債は反落(利回り上昇0.56%)。「7日発表の米雇用統計が市場予想を上回る内容となり、債券の売り材料。来週に米国債の入札が相次ぐことも持ち高調整の売り。米財務省は来週に10年債と30年債の入札を予定している。財政支出の拡大に伴って発行が増額されるため、債券需給の悪化を見越した持ち高調整の売りが出た。10年債利回りは今週に3月上旬以来の低水準を付け、米国債の買いの勢いが強まっていた。ただ、債券相場の下値は堅かった。追加の米経済対策の調整が米議会で難航、米中対立への懸念も買い材料」。
■日経平均先物夜間引けは、22450。
■(為替)雇用統計で円安。米中対立・経済対策案の議会審議難航は円買い材料。円のレンジは105.56-106.05 105。90近辺の引け。ユーロは124.85/1.1785近辺の引け。ユーロ円はほぼ横ばい(若干円高)。 . . . 本文を読む
米ジョンズ・ホプキンス大学の調べによると、米東部時間7日午後2時(日本時間8日午前3時)時点の世界の新型コロナウイルスの感染者数は約1913万人に上った。感染が急拡大しているインドは米国、ブラジルに次いで感染者数が200万人を超え、依然として厳しい状況が続いている。インドでは地方都市を中心に感染者が増え、感染拡大ペースが加速している。7日の新規感染者は前日よりも約6万2千人増えた。当初は商都ムンバイと首都ニューデリーが圧倒的に多かったが、南部タミルナド州で約27万人、南東部アーンドラプラデーシュ州で約19万人、南部カルナタカ州で約15万人に達するなど、感染集中地域が地方に移り始めている。傾向をみるための7日移動平均でも、インドの新規感染者は約5万6千人と米国(約5万5500人)を初めて抜いた。インドの7日の死者数は4万1585人に上った。3月下旬に都市封鎖をしたが感染拡大は止まらず、6月上旬に経済活動を再開し始めたことがさらなる状況の悪化につながった。
米国の新規感染は落ち着き始めたが、死者は増えている。米ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)は新型コロナ感染による米国の死者数の予想を見直した。12月1日までに約30万人に達するとみる一方、マスク着用の徹底で死者数を7万人減らせると推計している。同研究所は6月下旬の予想で10月までに死者数が18万人に上ると発表していたが、既に16万人を超えている。米国でも地方都市での感染拡大が目立つ。米政府でコロナ対策を担うバークス調整官は州政府など地方自治体との電話会議で、ボルチモアやアトランタなど9つの都市とカリフォルニア州のセントラルバレーについて「陽性率が依然として高水準だ」と懸念を示した。ニューヨークなど大都市を中心に感染が拡大した3~4月までとは異なる流行状況になっていると警告した。感染拡大が止まらない地域ではより厳しい規則を導入し始めている。米国最大の感染地となったカリフォルニア州ロサンゼルスでは州の規定に反した大規模な集まりがあった場合、警察を通じて水道や電気の供給を遮断を要請できるようになった。ロサンゼルスでは100人以上が集まるパーティーが開催される問題が多発しており、自治体が対応を迫られていた。(*日経記事より)写真:インドは感染者数が世界で3番目に多い=ロイター . . . 本文を読む