東京18日 18:12現在、円は、105.53、ユーロは、125.67/1.1908、豪ドルは、76.39/0.7238、英ポンドは、138.98/1.3169近辺 . . . 本文を読む
■株小幅続落(23051)。「米国が中国の華為技術(ファーウェイ)に対する事実上の禁輸措置を強化すると発表したのを受け、米中対立の激化が景気悪化につながると懸念した売りが優勢だった。ただ、米中関係を巡っては様子見ムードも強く、一方的な下値模索とはならなかった。ファーウェイの規制強化で悪影響を受けるとの見方からTDKや太陽誘電など電子部品株が売られた。空運や鉄鋼、銀行など景気に敏感な銘柄群の一角も下落した。日経平均は下げ幅を100円超に広げる場面もあった。東証1部は商いも低調で盛り上がりを欠いた。ただ、東証マザーズ指数は上値を試す展開となり、個人投資家による中小型株への買い意欲は旺盛だった。投資家心理は足元でそれほど悪化しておらず、日経平均も下がったところでは株価指数先物に打診的な買いが入り、下値の堅さにつながった。東証1部の売買代金は概算で1兆7717億円と、前日よりは増えたが引き続き低調だった。売買高は9億7425万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1124と、全体の約5割を占めた。値上がりは959、変わらずは90銘柄だった」。
■債券堅調(利回り低下0.035%)。「17日の米市場で低下した米長期金利が日本時間18日も低下幅を広げ、国内債にも買いが及んだ。財務省が実施した30年債入札は、大きいほど不調な入札とされる平均落札価格と最低落札価格の差(テール)が前回(7月7日)から拡大するなど、「弱めの結果」と受け止められた。ただ、応札倍率が大きく低下しなかったことで債券への需要そのものは確認できたとの見方も出て、入札結果を手掛かりに長期債を売る動きは広がらなかった。新発30年債には午後に買い戻しが入った。30年利回りは入札結果公表後に一時前日比0.010高い0.625%まで上昇したものの、15時前に同横ばいの0.615%まで戻した。市場では「入札結果を受けて利回りが上昇した場面では、30年債が相対的に割安とみた投資家による押し目買いが入った」との見方が出ている」。
(為替)ドル長期金利上昇一服で円買い。米中対立激化懸念も円買い材料。105.40-106.00のレンジで17時は105.51近辺。ユーロは125.50/1.1893近辺 . . . 本文を読む
新型コロナウイルスの感染拡大が企業業績を直撃する中、各社の財務指標をランキング形式で分析した。第1回は世界の主要企業の2020年4~6月期の売上高と最終損益の増減額。コロナに左右されない成長力を示す売上高の増加企業の上位は「新常態」需要を取り込んだIT(情報技術)や半導体などテクノロジー企業が並んだが、格差も浮き彫りになった。
企業業績・財務のデータベースであるQUICK・ファクトセットのデータなどから世界の上場企業約1万2400社の4~6月期の業績数値を日本経済新聞がランキングした。8月14日時点のデータで、金融や決算期変更などは除いた(以下 小見出し 原文をご覧ください)
■米アマゾン、2兆円超の増収で首位
■アジア勢、上位に目立つ半導体
■石油メジャー、10兆円弱の減益
(*日経 記事より) 写真:アマゾンは旺盛な通販需要を取り込んだ(独マンハイム)=ロイター . . . 本文を読む
■ダウは小反落(27844)。「追加経済対策を巡る米与野党協議の停滞し、景気敏感株には買い見送りムード。米中対立への懸念も相場の重荷。15日に予定されていた貿易問題を巡る米中の閣僚級協議は延期。中国の華為技術(ファーウェイ)に対する事実上の禁輸措置を強化すると発表したことも、米中関係の警戒感を高めた。景気敏感株が総じて売られ、ボーイングやアメックスの下げが目立った。金融株も安い。ハイテク株は底堅く推移。ナスダックは1万1129.73と過去最高値を更新」。
■原油は反発(42.89)。「主要産油国による協調減産の順守が伝わり、原油需給の緩みが解消されるとの見方から買いが優勢。協調減産の「7月の順守率が97%程度と高い水準」との報道。米司法省は14日、ベネズエラに向けて航行していたイランの石油タンカー4隻を拿捕(だほ)したと発表した。米国とイランの対立激化で中東産の原油供給が細る可能性が意識されたのも相場を支えた。ドル安も買い材料」、●金は反発(1998.7)。
■米国債は続伸(利回り低下0.69%)。「米経済の回復鈍化を示唆する景気指標に債券買いが優勢。ニューヨーク連銀製造業景気指数はプラス3.7と7月のプラス17.2から大きく低下。8月中に合意するとみられていた新型コロナ対応の追加対策の発動は与野党で対立が続き、月内の成立は困難との見方が浮上。中国の華為技術(ファーウェイ)に対する事実上の禁輸措置の強化を発表。米中懸念が高まったことも債券買い。ナスダック最高値更新は売り材料」。
■日経平均先物夜間引けは、23130。
■(為替)ドル長期金利上昇一服、不冴えな景況指標に若干円高、対ユーロでも若干円高。17時現在円は106.00近辺 ユーロは125.85/1.1870近辺。日中レンジは105.94-106.34、1.1849-1.1881。
14:20更新 . . . 本文を読む
米国・オーストラリアと中国の対立構造がレアアース(希土類)市場でも鮮明になっている。生産大手の豪ライナスは米国防総省の資金援助を受けて米国内に生産工場を建設する。米国は安全保障の観点からレアアース調達網における脱・中国への歩みを急ぐ。市場は成功例が少ない「ノン・チャイナ」のレアアース生産の行方を注視している。
「米国防総省との契約締結を非常にうれしく思う。重希土類は高性能磁石に不可欠で、ライナスは資源と知的財産、実績がある」。同社のアマンダ・ラカーズ最高経営責任者(CEO)は7月27日発表の声明でこう述べた。ライナスは米ブルーラインと共に、高性能磁石に使うジスプロシウムなど重希土類の生産工場を米テキサス州に建設する。米国防総省からの資金は交付金として受け取り、市場や戦略の調査、工場建設の計画策定や設計作業にあてる。
レアアース市場に詳しい三菱UFJリサーチ&コンサルティングの清水孝太郎主任研究員は「重希土類の生産工場が中国外にできることに大きな意義がある」と評価する。
レアアースは17元素の総称で、原子量の大小で大きく軽希土類と重希土類に二分する。ジスプロシウムなどの重希土類は特に生産の中国依存が高く、市場シェアは9割にのぼるとの見方がある。分離・精製の技術や生産コストで競争力が群を抜いているためだ。清水氏によると、過去にはフランスで重希土類の生産プロジェクトが進んだが、コスト面の問題などから実質的に頓挫した。ライナスの生産プロジェクトは中国外で、中国資本が参入しない唯一の「ノン・チャイナ」工場になる見通しだ。高性能磁石はモーターの部品として戦闘機などに使う。米国は安全保障を念頭に、レアアースのサプライチェーン(供給網)から中国を排除する意向だ。ライナスとしても生産プロジェクトに資金援助がつくメリットは大きい。
ライナスが米国防総省の資金援助を発表した7月27日から2日間にわたり、米豪は外務・防衛担当閣僚協議をワシントンで開催した。両国は共同声明で中国の強権的な行動を批判。官民の両方で「米豪対中国」の構図を鮮明にしている。ただ、市場では脱・中国への歩みは一筋縄ではいかないとの声が目立つ。
(以下略 原文をお読みください。)(*日経 記事より)写真:重希土類のジスプロシウムは高性能磁石に欠かせない。 . . . 本文を読む