1リットルの涙

2005年11月30日 | 独り言
原作を読み、待望のドラマ化と毎週感動しながら「1リットルの涙」を見ている。不治の病「脊髄小脳変性症」として診断されて歩くことも、喋ることも出来なくなりやがて死を向える。ドラマでは内容が少し脚色されているがそれでも毎回胸にジーンと来るものがある。この「病」をテーマにしたドラマは多く高視聴率を過去取ってきた作品は多い。無論実話もある。がこの1リットルも実話だけに、直向きに病と戦う少女とそれを支える家族、友人の「愛」がテーマだ。しかしこれは「愛」だけではなく、もし我が身にまた家族、友人のような最愛の人が身近にいたら本当に健常者とは違う生き方を素直に受け入れられるか?余命宣告されて後、残された時間に何をするのが一番いいのか?十人十色の考えはあるだろう。ただ自分ならあんな真っ当に生きられない気がする。毎日どう過ごせばいいのか?家族だってどう接していいのか?でも脊髄小脳変性症とまでは行かずとも人はやがて死ぬ。その死に対してどう向き合うか!?それは謙虚に受け止めたい。主役の沢尻エリカの新人らしからぬ演技と昔の薬師丸ひろ子とは違ういいお母さん、いつも側にいてくれる。涙もろいけれど世界で一番家族を愛しているお父さんの陣内もいい。兄弟愛もより一層ドラマが引き立っている。錦戸亮の沢尻に対する思いも切なく助けて彼女の足に手になってあげたいという気持ちがひしひしと伝わってくる。もうクライマックスを迎えるわけだがいい意味で感動し考えさせられるドラマだ。ドラマが終わったらもう一度、原作を読み返したいと思う。
コメント (7)
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