響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

邦楽ファンのみなさま、研修生の募集ですって。

2009-01-15 | 邦楽(伝統芸能)
あまり熱心な新聞読者ではないのだが、今朝の新聞のかなり後ろの方の面に、小さな広告が目に入った。

国立劇場 第19期
歌舞伎音楽 [竹本] 研修生募集
http://www.ntj.jac.go.jp/training/training2.html


なんだそうですよ。
伝統芸能の中でも歌舞伎の竹本(竹本義太夫の竹本ですね。三味線と太夫戸に分かれると書いてあるが、確かにほら、舞台の下手の高いところにいますよね、二人。あの人たちがというわけです)は、現役のプロのうち研修生比率がなんと──74%。とはいえ、この74%というのは、実に23名なんだそう。ほんとに特異な職業だなあと思います。

目指す人にはまたとないチャンス。詳しくは上記のリンクからご確認ください。

笛の精・金子鉄心さん、星座をつむぐ。

2009-01-15 | ブラスと笛


冬の夜空を見上げても、晴れ渡った東京の空には昨今、星なんてほとんどない。それでも地球から約8.6光年の距離にあるシリウスなら見えるかもしれない。シリウスはそれほど明るい。その明るい星の近くに、目をこらすとひょっとするとテントのような形に広がる7つの星が見えるかもしれない。鞴座である。*

満天の星からどのように星座を読むかは、人間の勝手である。そこで、とりあえず、鞴座は南天に上った。

ところでこの響けブログではこれまでにも金子鉄心さんを「笛の精」と呼んできたのだが、今回の突然の「金子鉄心特集」を通じて、なぜ笛の精なのかというギモンに少しは答えることができたのではないかと、ひっそり期待している。

「あとのまつり」というコトバがあるように、「ふいごまつり」を巡る笛と音楽とてしんさんの話は、どうもきりがない。終わろうとすると、つぎつぎとエピローグが立ち現れる。まるでいったん笛の秘儀に触れれば、すべてのデコードが変わってしまうかのように。

そういうことならば、ホログラムとしての金子鉄心さんに登場してもらうことにしよう。そしてこの短い特集のおしまいに、勝手なインタビューを試みるとしよう。

なぜケルトやジプシーの音楽なのでしょうか?
──それは、笛のスピリットが生きている音楽だから。他にももしそういう音楽があれば、もちろんどんどん採り入れていく。

鞴は、笛とは違いますが……?
──鞴が笛と違うのは、呼気が外部にある点だ。だから笛のスピリットは奏者を通じてではなく、鞴そのもの、楽器そのものを通じて音楽をつくっていく。

なんだか巫女みたいですよねえ?
──その意味では、どのみち、鞴も笛だ。ただ私としては操っているという感覚を取り戻すことができる。笛の場合は何というか、あまりにも身体の一部になってしまっているのでね。

**鞴座 fuigodza web site**
ふいござ


**鞴座 fuigodza 東京 ライブ情報**
2009/1/23 friday 千歳烏山 Live Bar "TUBO"
open:19:00 start:19:30
¥2,000(飲食代別途必要)

2009/1/24 saturday 横浜仲町台 カフェ・シエスタ
open:18:00 start:19:00
¥2,000(飲食代別途必要)

*上記の星座の話及びホログラム金子鉄心さんのインタビューはすべてフィクションであり、また金子鉄心さんとは全く関係ありません。謹んでお断り申し上げます。

正確な情報はこちらから↓
金子鉄心ホームページ「金子鉄心のパイパーな日常」
http://home2.netpalace.jp/tessin/


[CD・鞴座『ふいごまつり』記念──金子鉄心さん特集]
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