
サーカスというのをwikiで調べると、日本にもいくつかのサーカス団があることを知る。木下大サーカス、キグレサーカス。そういえば、自分がコドモの頃にはそういったものが大々的に宣伝されていたものだ。(ほんと昭和って感じである)
これによく似た興業といえば、バレエであった気がする。バレエといえば、松山バレエ団(そう、なぜか「バレエ団」というのだ)みたいな。
そしてその「日本の」とつくものの上位に「本物の」とつく団体さんがあって、それは忌野清志郎の言うところの「外タレ」なのである。サーカスもバレエもそれはロシアからの訪問者であった。ボリショイ・バレエ。そしてボリショイ・サーカスである。
ところがこのたび初めて知ったのだが、ボリショイ・バレエがボリショイ劇場が有するバレエ団であるのと違って、ボリショイ・サーカスというのは、そういうサーカス団があるわけではなくて「ロシアのサーカス団が日本公演で用いる名称(wikiによる)」なのだそうだ。まあ今時それはどんなものだろうということで「ニクーリンサーカス」という当たり前な正式名称で公演をすることになったのだろうか。
ともかくそれは東京ドームシティの一角にある、JCBホールというところで行われるのだった。入口からしてなるほど、と思ったのだが、確かにこのホールはサーカスをやるにはぴったりの劇場だ。地下にあるというのがちょっとこわいけれども、そんなこと言ったら地下鉄だって地下だしねえ。しかしたぶん火が使えないとか、係員が多いとか、いろいろ管理上の適切な配慮があったように思う。
しかしまあ、こういった演し物に出かけていくと、隅から隅まで見てきてしまうのがクラシックイタチの悪い癖であります。でもね、最大の感想は簡単。
予想以上。
これにつきます。(つづく)
[ロシア・ニクーリンサーカス観劇記]
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