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1月20日から二十四節気では大寒にはいりました。
暦上、最も寒さが厳しくなると言われていますが、この時期はとにかく「温める」ことがとても大事になるので
食事についても、暮らし方についても冷やさないようにすることを皆様も心がけていらっしゃるのではないでしょうか。
教室では「日本のハーブセラピストコース」が昨年末から開催されていますが、
日本に伝わる伝統ハーブについて、様々な知識とともに学んでいます。
特に人気なのは、毎回日本のハーブを中心にお屠蘇や葛根茶、七味唐辛子、お香(香袋や文香)、化粧水などを皆さんでつくる実習です。
全4日間の内容で進めていきます。
日本のハーブについて
普段から使っている生姜や紫蘇なども日本のメディカルハーブで登場します。
エビデンスというより、昔から体調不良の時に伝統的に使われてきたものも多く、
今でもその薬効を目的に利用されるハーブを中心に成分や作用から適応などメディカルハーブとしての視点からも学んでいきます。
昨年12月は年末という事もあり、実習で屠蘇散とベネディクティンという、
いわゆる同じ目的で作られているものを日本古来のものと西洋レシピで再現しています。
使われるハーブは、シナモンなら桂(ケイ)、クローブは丁子という風に、
それらの多くは遣隋使や遣唐使の時代に中国大陸から日本に入ってきたもの。呼称は違っても同じものであることが多いです。
含有されるフィットケミカル成分や期待される薬効もだいたい同じなので、
寒い季節の体温保持や消化促進、免疫向上のために飲まれるもの。日本の「屠蘇」ならさらに「厄除け」としての意味も含まれますね。
以下はベネディクティンと屠蘇散の実習の際に使ったハーブ&スパイス類
これを細かくしてベネディクティンならをっかやジン、ブランデーなどに漬け込み
屠蘇散は正月前に日本酒やみりんに浸けこんで使います。
屠蘇散は植物性のフィルムに詰めて漬け込んだものがこれ。↓
お正月は家族で若い年齢の娘から順番に飲み進めました。
そして、年明けの講座では七味唐辛子と葛根茶を作りました。
使用するハーブそれぞれにも意味があります。
七味唐辛子は日本独特の香辛料です。
私は辛みが苦手なので、一味は本当に微量だけしか加えないのですが
さすがに七味「トウガラシ」なので。笑
一味唐辛子をはじめ、山椒や麻の実など全9種類。
丁寧に乳鉢で潰していくと香りが引き立ちます。
次回講座では、お香を使って匂い袋や文香の実習となります。
日本の風土とハーブの関係もさらに学び進めていきます。
30種類のハーブの他に毒草16種類も。楽しすぎます。笑
日本のハーブセラピストコースは年2回開催しています。
次回は5月以降となりますが、日程などはお問合せください。
事前に質問などありましたら、丁寧に対応させていただきます。(*^-^*)
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