紅葉というと、京都を思い浮かべますが、滋賀の地にも紅葉が有名なお寺があったんですね
「西明寺」「金剛輪寺」「百済寺」の三つの天台宗寺院を総じて「湖東三山」と呼ばれ、琵琶湖の東、鈴鹿山脈の西に位置しています。
■西明寺(さいみょうじ)
平安時代、仁明(にんみょう)天皇の勅願により三修上人が開山したと伝えられています。
平安・鎌倉・室町時代を通じて祈願・修行(しゅぎょう)道場として栄え、織田信長による兵火も幸い免れ、飛騨の匠によって建立された本堂や三重塔や二天門が今もなお残されています。
本堂は、鎌倉時代初期に建立されたもので、釘を一本も使わない純和風建築です。
鎌倉の様式が美しく保存されていることが評価され、国宝第一号に指定されています。
参門から結構歩きます。入口近くに「不断桜」といわれる桜の木があり、花が咲いていました。
紅葉の中の桜って不思議ですね。
ふだん桜って、普段じゃなく、不断なんですね
参道の途中に名神高速道が下に走っているのもすごいですね
建物が国宝1号っていうのもすごいですね。
金剛輪寺も寄ってみました。ここも本堂までがながいです。
■金剛輪寺(こんごうりんじ)
奈良時代に聖武(しょうむ)天皇の勅願により行基が開山。
源義経が木曽義仲追討の「武運必勝」を願い太刀を寄進したり、北条時宗が佐々木頼綱に命じて元軍降伏の祈願をしたという伝説が残されています。
本堂「大悲閣」は、鎌倉時代の和様建築の代表とされ、国宝に指定されており、山門から本堂まで続く石段は、山岳城郭であったころの趣が感じられる建築となっています。
檀家はいないんですね。
参道沿いにお地蔵さんが千体は並んでいます。庭園も有名なようです
紅葉にはまだ1週間は早かったようですが、中旬からのシ-ズンには人出がすごく、道路も渋滞するので要注意だそうです
残念ながら、百済寺は寄れませんでしたが、次回に残しておきます。
■百済寺(ひゃくさいじ)
近江国の最古級寺院。今から1400年の昔、推古14年(606年)に、聖徳太子によって百済国の「龍雲寺」を模して創建されたといわれ、「龍雲寺」と「百済寺」の本尊は同一の巨木から彫られた「同木二体」の十一面観世音菩薩と伝えられています。
宣教師ルイス・フロイスが「地上の天国」と絶賛した「百済寺」は、別名『百彩寺』と呼ばれます。
湖東三山は初めての訪問でHIDEKI感激です!!(でも疲れます)