このブログではあまり触れたことがないかもしれませんが、ひげめがねは相当なラジオっ子でありますです。最近はradikoプレミアムにて全国のラジオ(そうは言っても聞くのは在京ラジオ局ばかりですが…)が聴けることはひげめがねにとって無上の喜びであります。特にTBSラジオの伊集院光と久米宏の番組は敬服しながら拝聴しておりますです。
radikoプレミアムにて10月16日の「伊集院光とラジオと」をタイムフリーでお聴きしました。ゲスト久米宏!
久米宏は最近ラジオや出版系メディア(つまりテレビ以外)に積極的に露出しております。『久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった』の宣伝が主な目的でしょうが(笑)。
まあとにかく、2人のファンであるひげめがねにとっては、あまりに内容が素晴らしすぎて卒倒しそうでしたよ。
特にすごかったのは、ニュースステーションを辞めた時の話。
以下、要約です。
伊「番組を辞めた後の後悔というのは?」
久「それは番組への入れ込み度によって違う。ザ・ベストテンは『終わったあ~、(番組を)降りた~』という感じだった。ニュースステーションはきれいな言い方をすれば全身全霊をかけていた。入れ込み度が高かった。身体的にも精神的にも限界だったのはわかっていたんだけれども…。
辞めるということがそのあとの枠が空くわけですよ。その「後番組」を開始週に見た時に『辞めなきゃよかった』と思った。これはここだけの話ですよ。SNSに流しちゃいけませんからね(笑)。
報道ステーションはどっちかっていうと「ニュース解説」だった。
ニュースをわかりやすく話すことは不可能。ニュースの裏では何が起こっているか、本当のことはわからない。歴史の裏は表に出て来ない。(例えば)希望の党のことも、あまりに裏切られたり、あまりに恥ずかしい目にあったりした人がいるはずだけど、その人は真実を死ぬまで話さないから。
それを全部わかったように話すのは危険。ありとあらゆる情報を集めて話そうとするんだけど、本当のことは(表では)話されないので、ありとあらゆることは集められない。」
伊「古舘さんは曼荼羅。全部書き込もう、という立場。久米さんは空(くう)。全部は書き込めないという立場。今2人とも褒めようとしてますよ(笑)」
「SNSで流さないでね」と言われた内容をブログにしてしまい、ずびばぜん。
確かに、久米宏は自分の意見を言っているようで、ほとんど言っていなかった。そういう意味でひげめがねは視聴者自身が空を彩ることができる久米宏のニュースステーションに心酔したのであろう。
対してひげめがねは、10年近く続いた古館氏の報道ステーションを、スポーツコーナーを除けば通算で1時間くらいしか見ていないのではなかろうか。古舘氏のニュースは「知ったかぶり」という印象で見る気になれなかった。別にお前の意見やニュース解説は聞きたくないよ、と。
というわけで、ひげめがねは古館氏の報道ステーションを嫌いだったけど、だからと言って否定はしない。「忙しい時にニュースの真相を知れる」と思う人も一定数いたから、ある程度の視聴率を確保できたわけで。その意味では「古舘色」を出せてよかったのではないかと思っている。
そういう意味においては、久米宏が報道ステーションを見て、「辞めなきゃよかった」と思ったというのは意外だった。だって、引継ぎしたわけじゃない古舘伊知郎が、そんな「空」を意識した番組にするわけがない(笑)。
これはテレビ番組だから「後枠」ということだけれども、会社の後任だって全く同じでしょ。そう言うときに「あーあいつが後任で失敗だった」と思わないようにしなきゃいけないと思うんだけどなー。引き継ぐならエッセンスを徹底的に引き継ぐし、そうでなければ完全に後任に任せ、後任の色を出してもらう。
そういう風に生きたいなあ、と思うひげめがね43歳の秋。
radikoプレミアムにて10月16日の「伊集院光とラジオと」をタイムフリーでお聴きしました。ゲスト久米宏!
久米宏は最近ラジオや出版系メディア(つまりテレビ以外)に積極的に露出しております。『久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった』の宣伝が主な目的でしょうが(笑)。
まあとにかく、2人のファンであるひげめがねにとっては、あまりに内容が素晴らしすぎて卒倒しそうでしたよ。
特にすごかったのは、ニュースステーションを辞めた時の話。
以下、要約です。
伊「番組を辞めた後の後悔というのは?」
久「それは番組への入れ込み度によって違う。ザ・ベストテンは『終わったあ~、(番組を)降りた~』という感じだった。ニュースステーションはきれいな言い方をすれば全身全霊をかけていた。入れ込み度が高かった。身体的にも精神的にも限界だったのはわかっていたんだけれども…。
辞めるということがそのあとの枠が空くわけですよ。その「後番組」を開始週に見た時に『辞めなきゃよかった』と思った。これはここだけの話ですよ。SNSに流しちゃいけませんからね(笑)。
報道ステーションはどっちかっていうと「ニュース解説」だった。
ニュースをわかりやすく話すことは不可能。ニュースの裏では何が起こっているか、本当のことはわからない。歴史の裏は表に出て来ない。(例えば)希望の党のことも、あまりに裏切られたり、あまりに恥ずかしい目にあったりした人がいるはずだけど、その人は真実を死ぬまで話さないから。
それを全部わかったように話すのは危険。ありとあらゆる情報を集めて話そうとするんだけど、本当のことは(表では)話されないので、ありとあらゆることは集められない。」
伊「古舘さんは曼荼羅。全部書き込もう、という立場。久米さんは空(くう)。全部は書き込めないという立場。今2人とも褒めようとしてますよ(笑)」
「SNSで流さないでね」と言われた内容をブログにしてしまい、ずびばぜん。
確かに、久米宏は自分の意見を言っているようで、ほとんど言っていなかった。そういう意味でひげめがねは視聴者自身が空を彩ることができる久米宏のニュースステーションに心酔したのであろう。
対してひげめがねは、10年近く続いた古館氏の報道ステーションを、スポーツコーナーを除けば通算で1時間くらいしか見ていないのではなかろうか。古舘氏のニュースは「知ったかぶり」という印象で見る気になれなかった。別にお前の意見やニュース解説は聞きたくないよ、と。
というわけで、ひげめがねは古館氏の報道ステーションを嫌いだったけど、だからと言って否定はしない。「忙しい時にニュースの真相を知れる」と思う人も一定数いたから、ある程度の視聴率を確保できたわけで。その意味では「古舘色」を出せてよかったのではないかと思っている。
そういう意味においては、久米宏が報道ステーションを見て、「辞めなきゃよかった」と思ったというのは意外だった。だって、引継ぎしたわけじゃない古舘伊知郎が、そんな「空」を意識した番組にするわけがない(笑)。
これはテレビ番組だから「後枠」ということだけれども、会社の後任だって全く同じでしょ。そう言うときに「あーあいつが後任で失敗だった」と思わないようにしなきゃいけないと思うんだけどなー。引き継ぐならエッセンスを徹底的に引き継ぐし、そうでなければ完全に後任に任せ、後任の色を出してもらう。
そういう風に生きたいなあ、と思うひげめがね43歳の秋。