ひげめがね日記

基本的に自虐的な日記です。自虐ネタが好きな方はお喜びいただけると思います。

ポルシェケイマンR 笑うしかない

2011-12-23 00:42:32 | 日記
 ポルシェケイマンRに試乗するという僥倖を得る。
 ひげめがねはフェラーリ教に入信(爆)しており、今までポルシェにはほとんど興味がなかった。しかし、結論から言えば「ケイマンRは笑うしかないほど衝撃的」であった。

音…言うことなし。どこまででも吹け上がりそうな印象。
加速…トルクが落ちないでどこまででも引っ張れそう。しかも音が劇的なので、かなりの加速感をプラスで感じられる。
ハンドリング…ロールせずスパッと曲がる。ステアリングの舵角のとおりに動く。そんなこと素人が感じられるなんてすごいこと。
クラッチミッションの操作感…Rが1速の左側なので、慣れていないと3→2速が入りづらいが、慣れてしまえば超絶。特に2→3は最高!

 すべてがスペシャル。とにかく加速感と吸気音でイッテしまいそうになり、もう笑うしかなかった。人間、価値観の転倒が起こると笑うしかないのですね。
 ちなみに、乗って「笑うしかない」と思ったのはニッサン・フェアレディZに次ぎ、ひげめがね人生2度目のこと。おそらく、Zはポルシェにすべての点で劣るだろうが、それでも価値観の転倒が起こった。やはりZもスポーツカー。スポーツカーというのはスペシャルな存在であり続けるのだなあ。
 そして、ポルシェのようなスペシャルなクルマが(Rでないとはいえ)600万そこそこで購入できるとはほとんど奇跡。一般サラリーマンでも、ちょっと頑張って三食ご飯に塩かけていれば(笑)購入できるというのはすごいことである。フェラーリを新車で買うというのは不可能だが、ポルシェにはそういう意味で夢がある。
 というわけで三食ご飯に塩を検討します(笑)。

「動的平衡」の組織論

2011-12-19 22:39:36 | 日記
注:今日のは比較的真面目な日記です。

 今朝FMラジオを通勤途中に聞いていたら、福岡伸一氏登場。私は名前だけは知っていたが「分子生物学」と聞いた時点で思考停止(笑)していたため、何のことやらわからず放擲しておいた。
 今日は「動的平衡とは何か」ということの解説が5分ほどあった。以下ひげめがね要約。

・手首にはなぜ可動域があるのか?手首単体でみれば、もっと曲がっても良い。しかし、手首がもっと曲がると、ほかの部分もその特性を変えなければならない。総合的な調和の中で手首は曲がる範囲が決まっている。
・(パーソナリティが中西哲生氏のため)サッカーに例えると、誰かがミスした場合にその人のせいにするのではなく、その人に何らかの負荷(精神的にかもしれないし、前半走りすぎたのかもしれない)がかかっていたから起きたはずだ、と考えるべき。ミスは全体の調和が崩れているからおこる。調和を崩さないようにチーム全体を総合的に考える、というのが「動的平衡」の考え方である。

 なんと!それってひげめがねがずっと考えていたことであった!そういうのって言語化できるのね。。。

 ひげめがねは将棋の影響を非常に強く受けていて、すべては「将棋言語」化される。そのため、理解していただける人がいないのだが…。
 ちなみにひげの組織論は以下のとおり。

 将棋には「棒銀」という戦法があり破壊力は抜群なのだが、その代わりほかのところで戦いが起こって本丸に火がつくと、その攻めの銀が単なる遊び駒になることが多い。そのため、銀をどうするかということについて2つの考え方がある。
・時間をかけてもその銀を戦線復帰させる。
・銀を遊び駒にしたままそれをフェイク(おとり)にして、ほかの部分で戦果を上げる。
 普通に考えれば前者のとおり遊び駒を遊ばせないよう、工夫するのが良い。しかし、そこに注力しすぎると全体のバランスを崩すことがある。
 また、主力(たとえば飛車)があまりに活躍しすぎると、可動域の広すぎる手首のように、全体のバランスを崩すことがある。

 仕事の中でそれをコントロールするのが私の仕事の1つだと思っているので、同じことを考えている人が「分子生物学」の権威だということに、ある意味感動した。
 とりあえず早速『動的平衡』を入手したので、素晴らしい内容であればレビューを本ブログで書きます。もしつまらない内容だったら書きませんが(笑)。

 今回思ったことは「学問というのは意味があるのだなあ」ということ。お前は小学生か(笑)。
 学問の世の中のために役立たせるには「理論を汎用化(わかりやすく)して広める」か「理論を商品化して皆にいきわたらせる(汎用化する)」という2通りがあると思っている。後者は日本の得意な機械、電子デバイスなど目に見えるものなので私でもわかるが、前者の「理論の汎用化」でこれほど「目からうろこ」状態になることはなかった。
 自分が考えていることとぴったり同じことを言われると体中に戦慄が走る。新興宗教にはまる人の気持ちが少しわかった気がした。でも、そこに盲目的になってはいかんのだな。批判的に『動的平衡』を読みたいと思います。

ひげめがねのポータブルカーナビゲーション講座

2011-12-16 20:02:32 | 日記
 知り合いより「クルマにポータブルカーナビ&バックモニターをつけたいけど、何買えば良い?」との相談あり。
 世の中の人は「カー○チ」=「カーグッズフェチ」と考えるようであるが、必ずしもそうではない。ひげめがねはカーキ○ではあるが、クルマ用品に関しては、一般の人たちより知らないくらいかも。
 そうはいっても平日の休みをいただいた本日、私が昨年7月にPND(ポータブルナビの略称)を買ったイエローハットに行ってきました。
 店の人から聞いてきた話とネット情報を総合して、ひげめがねが得た感触は以下のとおり。

パナソニック・ゴリラ…まず、パナソニックゴリラという名前に感動!(←そこかよ!)オグシオで起死回生をはかったサンヨーもついに命脈尽きたことを、この名前が端的に表現している。あはれ。そんなことはともかく、PNDの老舗でありトップを走り続けるブランドだけに、店員さんの現段階での評価もトップ。性能とコストのバランスは最も良い模様。迷った時はこれを選ぶのが間違いないと思う。ただ、これは個人の好みだが、ひげめがねは地図のデザイン性が好きではない。

カロッツェリア・エアーナビ…ひげめがねが1年半前に購入し現在も使用しているのがこのブランド。当時はカロッツェリアがポータブルナビに再参入してきたということで、市場の反応も半信半疑であった。しかし、ひげめがねがこれを選んだ最大の理由は「地図の更新が3年間無料!しかも毎月地図データが更新される!」という点であった。その美点は現在も生かされており、道路情報だけでなく店舗などの情報も更新されるのはPNDの中ではこのブランドだけ。これは非常に便利である、私の購入したものは、直感的に操作できない(慣れが必要)な点が短所であったが、1年半の間にユーザインターフェイスもかなり進化している模様。現在はゴリラと並ぶトップブランドとのことで、これはちょっとした驚き。だってひげめがねはほかの人が持っていないのを買ったつもりだから(←あまのじゃく)。

ソニー・ナブユー…ひげめがねは10年ほど前ノートPCはバイオを持っていた。当時はF社やN社の凡庸なデザインのパソコンばかりだった(iMacだけは別格だったけど)中、バイオのデザインは革新的で魅力的だった。しかし、いかんせん信頼性が……。このPNDもデザインのかっこよさ、「自転車に載せられる」という応用が利く点を先頭に持ってくるところから、当時の恐怖を思い起こさせる(笑)。ところが、ネット上では最上位評価。つまりはカー用品店でいろいろやってもらわなくてもDIYでできるという手軽さが売りなのだろう。ある程度ユーザー責任を持たせつつデザインと機能で勝負という点はいかにもソニーらしい。また、そういった点を評価する人が多いというのも、日本人の民族性を如実に表しているような気がする。

イクリプス・Lite …ひげめがねは6年前、マーチにイクリプスのHDDナビをつけていて、これが最高だった。6年の技術の進化で、今見るといろいろな部分が遅れているが、当時としてはその信頼性は画期的であった。いまだにHDDナビだったらイクリプスを購入したいと思っている。しかし、PNDに関しては、「文字が大きい」「操作性抜群」という部分にフォーカスした商品展開をしている。「機能性重視ならほかのメーカーのをどうぞ」という、いわゆる集中と選択戦略。これはこれで潔い。いろいろなメーカーからもっと安いナビも出ているが、8GB(最上位よりもちょっと機能が落ちる)ナビで信頼性を考えれば、これが一番かも。

 これより安い30,000円以下のナビはいろいろなメーカーから出ているが、こだわりがなければジャパネットたかたで好きなのをお選びください(笑)。

 バックモニターに関しては、私が購入した1年半前は「バックカメラ、配線料などで50,000円弱は覚悟してください」と言われたので、取り付け断念した。だから「バックモニターは高い」という先入観があったのだが、今日聞いたら「高くても20,000円まではかかりません」とのこと。おそらく1年半前はカロッツェリアがPND再参入直後だったので、そういうオプションに腰が引けていたのかも。私はカロッツェリア一本やりだったのでわからなかったのだが、ほかのメーカーだったら当時からそんなものだったのかもしれないね。

 まあ、それぞれのメーカーに美点があるので、どれを選んでも良いと思うが、バックモニターをつけるなら7インチ画面+機能性の高いものを選んだほうがよかろう。
 その上で、地図更新のメリットとジャイロによる現在地表示の正確性(ひげはこれに大変お世話になっております)プラスUI進化したなら、エアーナビが一押しかなあ、と言うのがひげ個人の結論です。

世界はクルマで変えられる?

2011-12-11 12:48:53 | 日記
 個人的所用があり、ブログ更新久しぶりです。

この間にクルマ関連で経験したことは…(って、すっかりクルマブログになりかけていますが…)


ランボルギーニ・アベンタドールの発表会に国立競技場に行き、


東京モーターショーに行き、


通勤途中、信号待ちでオカマ掘られました(泣)。

 以下感想です。

 アベンタドールはムルシエラゴとのデザインの違いが分からない(笑)。
 いや、もちろん細部は違うんだけど、社長が胸張って"Completely New"とかのたまうほどNewではない…。
 この時代、スポーツカーのあり方というのは非常に難しく、デザインも革新的なものは出にくくなっているのかなあ、と考えさせられました。

 東京モーターショーでもまったく同じことを感じました。


 大体今回の目玉が86ってのはいかがなものか。そもそも20年前、86レビン・トレノってそんなに人気あったか?ブレイクしたのは頭文字Dからでしょ。そういった過去の栄光はあるものの、今回のモーターショーで一番人気あるというのはさすがに…。
 ちなみに86以外の目玉はすべてエコカーでした。フォト蔵に何の解説もなく、そのまま写真をアップしてありますので、ご覧下さい。


 コンパニオンのお姉さまはみなさん清楚でいい感じでした。数年前までの「お姉ちゃん撮るか、クルマ撮るか」という選択を迫られず(笑)クルマ好きの私にとっては大変結構な風潮でした。

 最後に一般受けはあまりしないものの、今回ひげめがねがデザインで最も感銘を受けたクルマがこれ。


 次期マツダ・アテンザ!
 このままの姿では出てこないと思うが、シルエットはこのままで市販していただきたいと切に願う!そしたらエイトの時みたいに迷わないで即決して買います!

 信号待ちオカマ掘られ事件は不運でしたが、全部相手の保険会社持ちなので、その点は安心です。
 で、来た代車がインサイト!
 昨日通勤で使用しましたが、燃費なんと27km/lを記録!普通に運転しただけなのに!
 燃費計見ていて楽しめるというのはなかなか良いですなあ。
 しかもクルマの基本はしっかりしているので、普通のドライブでもそこそこ楽しいです。1.5lとは思えない。
 でも、大体の人がプリウスとインサイトを比較してプリウス選ぶところ見ると、よほどプリウスのほうが良いのでしょうなあ。ひげめがねは天邪鬼なのでプリウスみたいにバカ売れするクルマにはほとんど興味ないのですが、一度乗ってみないといけませんね。

 エコカーにはエコカーの楽しみ方があります。日産リーフに乗った時もそうでしたが、回生ブレーキで燃費がぐんと上がる(特にリーフの場合は本当に充電されるので、下り坂ばかりだったら永久に走れる!)というのは快感になります。
 しかし、以前に当ブログでも書きましたが、本当にエコなのは「クルマを持たない」ということです。そういう意味では、クルマを持たざるを得ないひげめがねのような人間にとっては、もう少し内燃機関の、燃焼の瞬間に快感を感じるクルマに乗っていたいなあ、とわがままに思うのですね。まあ、あまり快感を感じすぎると、この間の山口県でのフェラーリ、ランボルギーニ大量破壊事件(笑)みたいになってしまうのでしょうが。