愛の塩焼き

友人の薦めで勢いで開設してしまったよもやま日記。
早いもので16年を超えた。。。。

北の狩人

2011年09月14日 18時08分24秒 | 読書
 北の狩人 大沢在昌著。


 幻冬舎文庫の上下巻、先週金曜日に読破。3日間で読んじゃった。

 ちょっと中毒



 1996年の作品らしい。

 奥付には25版とある。 ロングセラーですね。



 夕暮れの盛り場には期待が満ちている

 そんな言葉から大都市・新宿の描写が始まり、 そして、


 ……なのに人々は次から次へと街にやってくる。次から次へと街に食われていく。こうして街はどんどん肥えていく。夜明け頃、耳を済ませば、新宿がゲップをする音が聞こえる筈だ。

 新宿のゲップ--それは人間たちにはサイレンの音として聞こえている。

 救急車、消防車、警察車、サイレンの音が聞こえるとき、ああ、また誰かが食われた、新宿の住人はそう思う。首を振り、息を吐き、ときにはにやりと笑って。



 こう締めくくって、物語は始まる・・・・



 ポケットベルの登場には時代を感じさせられたなぁ

 楽しい作品でした。



 狩人シリーズのもう1作品を読もうかと思ったけれど、ちょっとペースが速いので小休止。





 先週の金曜日、埼玉のSさんからメールがあり、お薦め作家を紹介してくれた。


 そのなかから、関西弁のリズムが絶妙 と推薦してもらった黒川博行をチョイス。


 「てとろどときしん」。6作品を収めた短編集。

 のんびりいってみよ~






 コスモスが咲き始めました。 (「1鉄」風に・笑)







コメント (16)
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