神田の夜に、「萌え～」が…

　久しぶりに神田の街に繰り出した。本当に久しぶりになる。

　昔懐かしい店もあれば、全く知らない店も乱立していた。こちらの方が圧倒的に多い。

　本日、立ち寄ったのは「馴染み」ではなく「新顔」。こじんまりとした店構えで、とても美味しい店だった。ちょっと、通ってしまいそうな予感。

　神田といえば新橋と並んでオジサンの街。オジサンに言わせると、学生やギャル（古いなぁ）、社会人でも若造には決して立ち入ってほしくない街なのだ。

　……なのだが、ほろ酔い気分で店を出て、駅へ向かう途中、「おかえりなさいませご主人さま」と声をかけてきそうなおねーさんが呼び込みをしていた。
　いくら秋葉原がお隣とはいえ、それはないだろ。

　夜はオジサンの街だし、古くは「江戸っ子、神田の子」と言われるいなせな街。そこに「おかえりなさいませご主人さま」の世界は持ち込んでほしくないなぁ。

　地元の人はどう思っているのだろう。今度、馴染みの店で聞いてみたい。

　「これも時代の流れ」なんて思っているのかなぁ。