ひかり薬局ブログ 『a・honto!?』

ひかり薬局で起きるいろんな出来事と 管理薬剤師 光田の日々の思い♪

Y師匠の漢方講座 精神症状

2009年12月13日 | 実践漢方

0912_015 今日は、Y師匠の漢方講座。薬局を臨時休業にして、今度は森山さん、黒田さん、私の3人で福岡へ。森山さんと黒田さんは連日の福岡です。さて今日は神経症状の漢方薬を習ってきました。ウツ・不眠・不安・パニック症などです。近代医学ではこれらの症状は脳の神経や神経伝達物質の異常と考えて向精神薬が中心の治療となります。漢方では、脳神経も内臓も関係し合う関係にあると考えます。内蔵の働きが不安定になれば、血液の循環も悪くなり、脳神経細胞も伝達物質も影響を受ける・・。(だから麦飯石の血流量改善は良いのです。)実際、当店でもそういう漢方の考え方で解決した症例はいくつか、あります。何度も書きますが、ウツ、パニック症、不安、イライラなどの精神症状は、漢方で改善できるのです!その中で、Y師匠から何度も教わっているのが、お子さん(10代くらいまで)の不登校に良い漢方薬『半夏瀉心湯』。朝起きれない。頭痛がする。胃が痛い。食事がとれない・・・・いろんな症状はあっても、意外なことに「胃熱」を持っていることが多く、その胃熱をとってあげると改善するのです。うちの次男も、高校を2回も辞めて予備校に在籍しているのですが、朝起きられずにいました。学校には午後から行くのですが、親の目から見れば限りなく不登校に近く、Y師匠に相談して、「胃熱」をとる半夏瀉心湯と「水滞からの頭痛」を改善する五苓散をしっかり飲ませること約数ヶ月。他の要因も重なったのでしょうが、あれほど悩んでいた「朝起きれない」症状が数年ぶりに治ったのです。本当に不登校に効く漢方薬です。今日は、実にいろんなことに納得したセミナーでした。


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