今日もまた、JPS漢方の勉強会に博多に来ています。今日習ったことで、一番、お客様たちにお伝えしたい事は、「高齢者の打ち身、捻挫、骨折」。年齢が上がると、足元が弱くなったり、骨粗しょう症の影響もあって、ちょっとしたことでころんだりしやすいのですが、漢方薬ではその治療の促進が出来ること。ほっておくと寝たきりになる可能性もあるので、鎮痛薬に頼らず、早い段階で飲むと良いですよ~。
さて、今日講師のY師匠が最後に話されたことは、「病名そのものより、その方の身体全体の様子をよく把握するということ」。その例として、唾石症の話を出されました。
「唾石症には、唾石散という漢方薬があるが、そんな特殊な漢方薬がなくても、全体の症状を改善することで、唾石症は治る。」
唾石症は、舌の唾液腺に唾液が固まった石が詰まって、炎症を起こす病気。西洋医学では、ひどくなって手術をすることが多いようです。ただ漢方には唾石散という専用の薬があって、インターネットで調べたお客様が時々、尋ねて来られます。
でも、そんな特殊な漢方薬は普段、持っていませんし、内容的にも確実に治るかどうか不明。
むしろ、唾石症になった原因を取り除く漢方で、改善したという症例を、話されました。
漢方を勉強したからには、病名にとらわれず、そう判断しなさいという教訓。
耳が痛い・・・(^^;)
実はその症例は、うちのもの。しかも唾石症の唾石散で、大騒ぎしてY師匠に相談したのは2度目。
(Y師匠から、勉強会で取り上げてよいかと聞かれて、快諾したのですが忘れていました。)
一回目相談した時も、Y師匠は同じことを言われました。しかしその時は、漢方の勉強を始めてまもなくで、説得力がなく、お客様は「唾石散がないなら、いらない。」と拒否。
そして二回目は、JPS漢方の良さを熟知された常連さんだったために、私の説明を信じて下さり、私が(Y師匠が)選んだ処方を飲んでくださったのです。
そして、唾石症の症状は、一回目の服用で回復!炎症は治まり、生活の支障はなくなりました。
これって、やはり信用の問題も大きいのでした。理想を実現できるだけの研鑽と実績。そして自信。やっぱり、Y師匠はすごいのでした。認識を新たにした1日でした。