ひかり薬局ブログ 『a・honto!?』

ひかり薬局で起きるいろんな出来事と 管理薬剤師 光田の日々の思い♪

五苓黄解液のもうひとつの顔。

2012年08月17日 | 実践漢方

1208_001この頃、ジンマシンの相談が増えています。
受診すると、いろいろな病名や原因が告げられるようですが、西洋薬で一旦おさまっても、すぐにぶり返す場合も多く、そんな時にお役に立てるのは五苓黄解液。
 お盆前のことですが、あるお客様からのご相談でした。
海水浴の翌日から幼稚園のお嬢さんが風邪で熱を出して、そのままジンマシンが全身に広がったということ。咳がひどかったので、病院でもらった咳止めやアレルギーの薬を飲みながら、ジンマシンは悪化の一方。ついに病院は、副腎皮質ホルモンを出されました。
「使いたくないけど、ここまでひどかったら、1回だけ飲ませよう」
とのお医者さまの判断。
プレドニン5mg(!)が投与されたのですが・・・効かない!
w(*゜o゜*)w
 
どんどん悪化する一方。そこで、漢方のご相談。

結論からいうと、五苓黄解液を小児服用量で、二時間おきに飲ませて治ったのです!
(^o^)/

結局、ジンマシンの原因は、風邪によって腎が弱っておきた水分バランスの異常。
(水滞)

五苓黄解液液は、抗アレルギー剤や副腎皮質ホルモンが効かないときでも、副作用の心配なく、結構頻繁に飲ませることができるんですよ。
すっごくひどい時は、桔梗石膏も併用します。もちろん、どちらもJPSならでは!

熱中症予防で、ご家庭に常備されている場合が多いですので、急な湿疹・ジンマシン・ムカデやクラゲに刺された時にお試し下さいませ~~~。


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