マツ科 (10月23日撮影)
台風21号の通過であちこち被害が出ていますが、我が家周辺は大したことなかった・・・と思っていたら、
山の畑で樹齢40年のヒマラヤシーダが倒れていました。
近くの方が知らせてくださってびっくり。
手前側に倒れれば人家があり、右には農具小屋、左は他人様の土地・・・という場所で、
電線一本引っかけずに唯一空いた方向に倒れてくれたので助かりました。
こうして見ると高さのわりに根の張りがわずかで、風には弱い木のようです。
無事だったころの姿(10月18日撮影)
周囲を回りながら写真を撮っていると松ぼっくりのような丸いものが・・・。
「お、大きい!」
長さ9~10センチくらいありますね。手に取るとずっしり重さもあります。
小さい緑色の実?のようなものもたくさんついています。
ネットで検索すると大きいのがヒマラヤシーダの球果、小さいのが雄花。
雄花はこれから花粉を飛ばすところ。
ヒマラヤシーダはヒマラヤスギとも呼ばれていますがマツ科の木で、
実は樹齢30年を過ぎないと実らないそうです。
10~11月ごろ花が咲き、翌年の10月~11月に緑色の球果になり、その翌年の10月~11月に茶色になり、
成熟して開いて鱗片をバラバラ落とす。気の長い話ですね。
2年がかりでようやく成熟する直前で倒れたということでしょうか。
この球果を乾燥させたものをシダーローズと呼び、フラワーアレンジメントをなさる方はよくご存じのものだそうです。
ネットにアップされたシダーローズを見るとほんとに茶色の上品なバラのようです。
作ってみようかな・・・いやいや余計なことしてると遅れてる原稿がまた・・・