メマツヨイグサ(アカバナ科・8月6日撮影)
私の頭の中でマツヨイグサの類は「マツヨイグサ?=宵待ち草?=月見草?」と混乱していて、さらにアレチマツヨイグサ、オオマツヨイグサ、等々いろいろあるらしいのが整理できてなくて、あいまいなままで放ってありました。
まず、月見草は同じアカバナ科でも花は白花。園芸植物として輸入されたものの、弱かったため野生化せず、現在ではほとんど見られないとのこと。太宰治が『富嶽百景』に「富士には月見草が良く似合う」と書いたのは実は黄色のオオマツヨイグサのことらしいです。
宵待ち草の名は竹久夢二の「待てど暮らせど来ぬ人を宵待ち草のやるせなさ・・・」の『宵待ち草の歌』から出たようですね。その方が語呂がいいから言い換えたのでしょうか。正式名は待宵草で、夜咲いて朝しぼむところからついた名です。
さて、その待宵草の仲間がオオマツヨイグサ、マツヨイグサ、コマツヨイグサ・・・とあるなかで、散歩道の道端で撮ったこの花は、しぼんだ花があまり赤くならず茎の毛の基が赤くないメマツヨイグサのようです。メマツヨイグサの中で花弁の間が空いたものをアレチマツヨイグサと言います。写真の花は花弁の間が空いてませんが、生えている場所から言うとアレチ・・・がぴったり・・・。
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