草がともだち(まんがのえんがわ)

草むしりの仕事さえなければ、
と思いつつ、草むしりが嫌いではない。
でも草むしりから開放されて漫画を描きたい。

進撃の巨人《6》《7》

2012-04-29 13:27:49 | お知らせ

 セイヨウカラシナ(黄)とナガミヒナゲシ(赤)


 カバーイラストがこの作品にしてはカラフルになって、“普通”に近づいているので、あんまりよくない予感がしたんですが

 絵の雰囲気が少うし変りましたね。

 この“少うし”が意外としらけます。

 《5》までは同じムードを保ったままどんどんうまくなってたのに。


 激しく動き回っているわりに話が停滞している感じもしますが、長いストーリーにはこういう部分も必然ですよね。

 主人公たち自身が挫折している時期なので。作者にとっても苦しい時期かもしれません。


 はじめ、巨人が全く謎だった間は読者が自分の何かを巨人に投影して読んでいたのですが、

 その正体に肉薄していくにつれて、巨人がストーリーの中限定のものになっていくような。

 内容が熱いのに、読んでいて以前より冷めていくのはそのせいか?

 このまま、作者が考えたよくできた設定を読まされるだけの、よくあるファンタジーにならないように。

 特異な設定から、最終的にもう一度普遍に突き抜けてくれる作品であることを期待しています。




   『風の王国』第1巻公開中
    

朝の水玉

2012-04-17 11:10:24 | お知らせ



 4月17日撮影

 写真を撮るだけ撮ってUPする時間が無いまま、今年はとても遅かった梅も終わり、桜も散ってしまいました。

 月産16ページを目標に頑張ってますが、先月はなんとか達成したものの、今月は雑用に追われて怪しくなってきました。

 一コマの人数が多い、ベタが多くて細かい、パースの取り方が難しい、なんてところに差し掛かるとたちまち遅れます。

 同じ室内の同じ範囲を遠い視点で描くのと、近い視点で描くのと、やっと違いが分かるようになりました。

 (今まで何をしてたんだ

 だけど、描き上げてももう売れる本にするあてはないかも、知り合い以外読んでくれる人は無いかも、とふっと思います。

 といって手抜きするわけにもいかず、描けば描いただけ、それなりの進歩もあるのがいささか





   『風の王国』第1巻公開中