ハルジョオン(キク科・5月4日撮影)
ハルジョオンのほのかなピンク色は快晴の光の中では白く飛んでしまい、ボツ写真の山。
シャッターを押すだけの腕では、色の濃い固体を見つけて高曇りの日を待つしかありません。
色の濃さにはかなりの個体差があるようで、ほとんど白に見えてヒメジョオンと見分けの付かないものもあります。
つぼみがうなだれている、茎が中空である、葉の基部が茎を抱く、舌状花に冠毛がある、
などの違いはあるようですが、どっちともつかないものがあって、迷わされます。
茎を折って中が中空か髄で詰まっているかを見るのが一番確かなんでしょうか。
花期はハルジョオンは春、ヒメジョオンは夏から秋。
全体としてはハルジョオンの方が花が大きく、舌状花は細くたくさんついて、華やかな感じがします。
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葉
花
コメツブツメクサ(マメ科・5月15日撮影)
長い間コメツブウマゴヤシだと思っていたものが実はコメツブツメクサだったことにようやく気がつきました。
昔使っていた牧野図鑑を見るとコメツブツメクサが載っていません。
なので、一見似て見える・・・・ウマゴヤシを「これだ!」と思ってしまったのでしょう。
どちらも帰化植物ですが・・・・ツメクサの方が新参者なんでしょうか。
・・・・ツメクサはシャジクソウ属、・・・・ウマゴヤシはウマゴヤシ属。
一度見分けてしまえば間違えようが無いそうですが、図鑑や写真で見る限りではなかなかまぎらわしい。
結局一番分かりやすいのは花のあとの姿のようです。
コメツブウマゴヤシは咲き終えた花は散ってしまって、種ができたときには花殻は残っていませんが
コメツブツメクサの花は白っぽく枯れてゆきながら残り、この花の中に種ができます。
黄色い盛りの花の下の方に枯れかけの花が付いているのがコメツブツメクサです。
しおれかけの花
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