草がともだち(まんがのえんがわ)

草むしりの仕事さえなければ、
と思いつつ、草むしりが嫌いではない。
でも草むしりから開放されて漫画を描きたい。

圧縮ファイルの正しい解凍法?

2019-05-31 02:52:09 | お知らせ
    

   夕方、メールに添付されてきた圧縮ファイルが開けないと夫がイライラ。   
   「おまえ、どうやるのか知らんか」と。

   お絵かきソフトを持っているのに
   このイラストもアナログで描いてる私に何という無駄なことを・・・。

   「でも昨日はさらりとできてたんだから、何かちょっと間違えてるだけでしょう?」と私。
   再びPCに向かう夫。

   ご飯ですよと呼ぶとすっきりした顔で「よっしゃ、できた!」

   後学のために「何が違(ちご)てたん?」と聞くと
   「やり方が違てたんや!」

   そりゃあそうでしょうとも・・・

電車で・白髪のおばさんが席をゆずると・・・

2019-05-30 02:33:41 | お知らせ


   始発駅から電車に乗りまして。
   ふと見ると目の前に赤ちゃんを抱っこして大きな荷物を持ったお母さんが立っている。
   いつの間にかシートは全部ふさがっている。
   誰も席をゆずりそうにない。
   さてどうしましょう。

   声かけようとしてふと迷ったのは私の頭。
   2年前から染めるのをやめて、若いときから白髪が目立った頭は一見真っ白。
   白髪のおばさんが席をゆずったらびっくりされるか断られるんじゃないかと。

   そうでなくても、断られたときのあの座るに座れぬ気まずさ

   眠ってしまった赤ちゃんの重さは重々経験してますし。
   考えれば考えるほどドキドキしてきて。

   発車間際にようやく決心して、声をかけました。
   一瞬ちょっと驚かれたようでしたが、
   すぐ笑顔になって、「ありがとうございます」と座ってくださいました。

   ほ~~~~っ

   こっちこそ、若いお母さんに感謝です。
   見た目だけで決めつけないでくれたと感じて、うれしかったです。
   

遠花火

2019-05-29 21:08:21 | お知らせ
   お腹に響く音がしたので出てみると、田圃の向こうに遠花火が見えました。
   私の写真の腕では・・・無理ですねぇ。

 
     末遠いパノラマのなかで、花火は星水母ほどのさやけさに光っては消えた。
   
     海は暮れかけていたが、その方はまだ明るみが残っていた。

     暫くすると少年達もそれに気がついた。彼は心の中で喜んだ。

     ・・・・・・

     「××ちゃん、花は」

     「フロラ」一番年のいったのがそんなに答えている。

                梶井基次郎・城のある町にて


   久しぶりに思い出しました。
   

天パだった頃

2019-05-29 02:47:50 | お知らせ
   
   ちょっと前になりますが、田村由美の「ミステリという勿れ」を読みかけたら面白くて、
   1~4まで一気読みしてしまいました。
   自分、理屈っぽいなと自覚してる人、同志を見つけた気がしますよ。

   主人公の久能整(くのう・ととのう)が天パっていう設定も、いい設定だなぁ。
   私も小学校から中学校の間天パだったので、
   整の悩みに共感。

   天パだったと言うと、“ウェーブ”とか“巻き毛”を想像して
   あら、いいじゃない~!と言われるんですが、
   私の天パは髪の一本一本がてんで勝手にねじれてよじれて、
   互いが互いを押しやって、どこまでも広がっていくので
   ツヤというものが全く無く、収拾がつかない。ほんとに悩みの種。
   つやつやの直毛にあこがれてあこがれて。

   直毛の髪は断面が丸いけれど、天パの髪って断面が扁平なんですよ。
   なのでくねくねと回ってよじれるわけです。
   一本の髪が太くなったり細くなったりして見えるのもそのせいです。

   私の場合、ストレスのせいだったと思いますねぇ。
   父が成績至上主義の泣く子も黙るスパルタ教師だったので、
   文字通り、ご飯ものどを通らない状態が続いてたので。

   漫画というシェルターを見つけて、開き直って、
   髪の栄養不良に気がついて、椿油だなんだつけるようになったら
   いつの間にか直毛に戻ってました。
   戻ってみたらべつにヘアスタイルにかまう方でもなかったので、
   “天パをピン止め”の方が「どうにもならないしィ」って言ってしまえて
   簡単でよかったかなぁなんて、勝手なもんです。

   一日雨だと、こういう日は天パはいっそうぼわ~んって広がるんだよなぁ、
   って思いだします。
    


無言のラジオ深夜便からパワー

2019-05-28 01:55:05 | 漫研BOX
    

   家族が寝静まった深夜、一人で机に向かいます。
   静かすぎて頭がヒマだと、妄想が湧いてかえって気が散るので、
   絵を描くときはCDをエンドレスで回します。音楽か落語。

   アイデアを考える時は何もかもが邪魔になるので音はゼロにしたいのですが、
   これがただのゼロだと落ち着かなくて。
   NHKのラジオ深夜便をつけて、音量をゼロにするのが癖になってます。   

   音量ゼロなら消しといても同じようなものですが、
   聞こえなくても、この時間に誰かが向こう側でしゃべってる、
   起きてなにか一生懸命やっている、というのがほんわかとした温みになって
   なんとなく落ち着くんです。

   

ひやあせ・たら~り

2019-05-27 01:47:25 | お知らせ
   

   今日は漫画仲間と久しぶりの同窓会。
   食事のあと大山崎山荘美術館へ。
   バーナード・リーチの没後40年展をやってましたが、今の私にはきつかった
   桁が違いすぎて言えば笑われるだけだけど。

   あの暖かくて確信に満ちた、堂々たる作品!
   この形や絵付けや色彩にたどり着くまで、どれだけのことをやってこられたか!

   知ら~ん顔で見て回りましたが、ずううっと叱られてる感じでした。

   
   美術館の庭ではツルキキョウがいい感じに咲いていました。
   私は雑草以外はさっぱりなので、一緒にいた友達に教えてもらいました。

なんだか夫がやさしい?

2019-05-25 01:24:09 | 漫研BOX
     

   描きなおしのアイデアを考え始めると、一か所さわればあそこもここもと

   つじつま合わなくて玉突き式に直すことになっていきます。

   初めからこうしておけば途中のダレルところはみな飛ばせたのに・・・と、

   快調に飛ばしていて、気がつくとああっ!あの人が再登場する場がない!とか。


   ほんの手直しのつもりが・・・もしさわるとすると何ページになるやら・・・。


   このところ気のせいか夫がやさしいです。

   けっこー冷戦中だったのに、私がしょげてるからでしょうか?

   でも描きなおしを検討中ということはまだ話してないんですが・・・。   


   原稿のしわ寄せでひどいめにあってきましたからねえ・・・。地雷地雷・・・。

掃除して・・・頭の整理も?

2019-05-24 01:57:36 | 漫研BOX
      


   まだ立ち直れません。当たり前か。

   とりあえず掃除にかかりました。

 

   ちょっとはすっきりするでしょうか。


   思わず第5巻の描きなおし案を考え始めてしまうんですが、あまりにも道が遠く、

   結局蜜柑にいや未完にしてしまうだけかな。とも。


   なぜか頭の中で羽生結弦の“花は咲く”がず~っと回ってます。

出版エージェントの審査、おっこちました!

2019-05-23 02:38:32 | 漫研BOX
 


  出版エージェントに作品を審査してもらってたのですが、審査に落っこちました。

  1~4を出してもらった出版社がすでに消滅しているので、最終の5巻の出版作業に手間取るうち、ふと

  日本にも出版エージェントというものができていることに気がついたのです。

  これほんとに自費出版するしかないのか、もしかして商業出版できないものかと審査をお願いしてみました。

  お願いしたのはHPが一番落ち着いていて、簡にして要を得ていると感じたアップルシードエージェンシーという会社です。


  審査料のいらないところもあるようですが、ここは最初から応募費用が掛かります。

  費用は400字詰め原稿用紙400枚までが¥54000.

  それを超えた分は100枚につき¥10800の追加料金がかかります。

  漫画でも枚数計算は同じでした。私の場合枚数があったのでけっこうな出費でした。


  そのかわり、できがよくても悪くても必ず講評がもらえます。


  見込みがあれば反応が早いだろう、なければ最初の締め切りどおりだろう、と(独り決めです・実際どうかは知りません)待つこと実質3週間。

  きっちりメールが送られてきて、締め切りどおりなので あ、断られた と覚悟を決めて講評を読みました。


  やはり絵が古いタイプなのが痛いと言われました。

  1巻2巻は面白く読めた、そのあと戦闘シーンが多くなり、テンポが落ちて話の核がぼやけていったようです。

  最初の勢いでぶっ飛ばせばよかったんですが、少しずつしか描けないので時間がかかりすぎ、

  考える時間はたっぷりあるので、何もかもスキのないように手当てしてしまう悪い癖が出ていたようです。


  きっちり読み込んで、的確に批評していただけたと感じます。

  こういう職業ができていることにもっと早く気付いていれば、未完成の段階でもっと早く読んでもらっていれば、と思います。

  途中でならできない軌道修正ではなかったので。


  20年かけて完成して、齢も68になってからでは遅いですね <(_ _)>


  いつもならしょげた時は羽生結弦の動画見て元気出すところなんですが、どうにもだめ。

  20年かけて何も成し遂げられなかったか・・・!と思いつつ、着々と成し遂げるゆづをみるのはつらいです。


  ちょっとしばらく死にます。死なせといてください。

  でもやめません。

  私から漫画とったらなにも残らないから。