草がともだち(まんがのえんがわ)

草むしりの仕事さえなければ、
と思いつつ、草むしりが嫌いではない。
でも草むしりから開放されて漫画を描きたい。

金木犀が地上の星に

2013-10-30 12:52:12 | 野の花・秋

 しょうもない地面に落ちた金木犀がそれなりにきれいでパチリ


 こっちは星座っぽい


 金木犀が散り始めました。

 昔ほど金木犀の香がしないのは環境が変わったのか、臭覚が落ちたのか?

 みなさんはいかが?

蓮田をおおうアメリカミズキンバイ

2013-10-23 12:42:13 | 野の花・秋

 10月22日撮影


 村はずれの蓮田がアメリカミズキンバイで覆われて、蓮の葉はどこへやら。




 いやもう、おされまくりの有様で。

 蓮は枯れてくる季節ではありますけどね、去年まではちゃんとした蓮の田んぼだったのに。

 農業人口の高齢化とやらがこの村でも例外ではなく、

 割合水のあるところにはアメリカミズキンバイが、

 周囲の比較的乾いたところにはアメリカセンダン草の類が生い茂っています。

 これを見ていると草が悪役みたいですが、人がいなければこの辺りは森林だったでしょうし、

 人間が元気ならきれいな田んぼだった。

 人の世がうまく回っていないということかな。
 



 アメリカセンダングサの花は可愛い

アレチウリ

2012-11-12 18:19:35 | 野の花・秋



 アレチウリ(ウリ科・10月9日撮影)


 いつもの散歩コースの脇ではじめて見つけた興味深いつる草。

 葉の脇に雄花と種子がワンセットで並び、玉飾りのように梅の木の枝から枝へ吊り下がった姿。

 なかなか可愛くもあり面白くもあり、しかしこの種がみんな地上に落ちたらどうなることか?

 と心配しながら調べてみると外来植物のアレチウリ。

 日本生態学会から侵略的外来種ワースト100に選定されているやつでした!

 このトゲトゲの実をつけるアレチウリがはびこると他のものは何も生えなくなるそうで。

 今のところこの近辺ではこの1本だけ。

 今退治すれば助かるのに・・・と思うけれど、他人の土地で持ち主がどなたかもわからない。

 雑草といえど人の土地に手を出すのはご法度ですからねぇ・・・。

 私のおっちょこちょい振りを知る夫から「絶対絶対手を出すなよ!」ときつく言い渡されて、

 見ると気になるからそのコースを避けて、持ち主が気付いてくれれば良いが・・・と思ううち、

 茶色く、実に実に汚らしく枯れてしまいました。

 ああ、あの実がみんな地に落ちたとすると来年以降はすごいことになるでしょうねぇ!

 見て見ぬふりのほうが田舎の礼儀にかなっているのは分かるんですが、このさい無礼な方がよかったような気も・・・。

 


 露出オーバーで空が飛んじゃってますが、こんな感じでつながっているのはクリスマスの飾りみたいです。

 めったに生えない希少植物だったりしたら可愛がってやりたい姿ですが。

ダンドボロギク

2012-10-12 20:38:19 | 野の花・秋



 ダンドボロギク(キク科・9月20日撮影)


 
 ベニバナボロギクに比べて我が家の近所ではあまり見かけない・・・と思っていたら、

 草引きをサボった庭の築山にいつの間にか咲いていました

 キク科らしい花が咲くかと待っていても、花は全部筒状花。

 いっこうに花らしい花は咲かないまま綿毛ができます。

 花は地味で名前はボロですが、絹のような綿毛はなかなかきれい。

 写真がちゃんと撮れているかどうか(ごく怪しい腕前なので)確かめてから、

 綿毛が飛ばないように袋で包んで抜こう・・・と思っていたら、

 ほんの一時間ほどの間に全部飛んでいってしまってました。

 来年あちこち生え出して、さぞかし後悔することになるでしょう。


 
 このところ落ち着かなくて、気が抜けた頃の掲載になってしまいました。

カラムシ(マオ)

2012-09-20 13:13:08 | 野の花・秋



 カラムシ(=マオ・イラクサ科・9月14日)


 どこにでもあるけれど、毎年虫食いだらけになってしまうのでなかなかUPできなかったカラムシ。

 茎から丈夫な繊維が取れるそうで昔は盛んに植えられていたようです。

 葉の裏に毛があって真っ白に見えるのが特徴。

 金平糖のように見えるのは雌花のかたまり。

 雄花はもっと下の方についているそうです。今回の写真には写ってないので、また狙ってみましょう。

 

コアゼテンツキ(?)

2012-09-18 19:43:20 | 野の花・秋



 コアゼテンツキ(カヤツリグサ科・9月18日撮影)


 毎年アオガヤツリがわんさか生える湿気った庭を、今年は鎌で短く刈りまくっていたら

 見たことの無いカヤツリグサが大量に生えてきました。

 テンツキ属のコアゼテンツキだと思いますが、近縁種と紛らわしい。

 間違っていたら教えてください。

 高させいぜい10~20センチくらい。しばらく気がつかなかったくらい地味な草ですが

 撮ってみると並んでラジオ体操でもしているようで面白い。




アカネの実

2011-11-21 22:18:32 | 野の花・秋



 アカネ(アカネ科・11月21日撮影) (2個が一個にくっついた実がけっこうあります。赤いのはノイバラの実。)


 古くから赤色を染めるのに使われた優秀な染料の代表。

 名前は知っているのに見たことがない植物のひとつでしたが、

 な~んだ、いつも犬と歩く、やや山手の道端にあったんです。

 あるところにはへっちゃらであるけれど、どこにでも見られるというものでもなさそうです。

 根が赤いからアカネと言い、根を染色に使います。

 黒く熟した実をつぶしてみると紫色をしていて、これも染色に使えるそうです。

 分かってみると図鑑に載っている葉っぱも花も、通りすがりに見ていた覚えがあります。

 植物の写真は、その時見逃してしまうと翌年まで待ちぼうけ・・・(-_-;)
 


 初めて気付いたときは実がまだ緑色をしてました。 


 茎には逆棘があってひっかかります。



   『風の王国』第1巻公開中
   

ウド

2011-11-13 16:17:06 | 野の花・秋



 ウド(ウコギ科・10月28日撮影)


 ウドは普通に自生しているものですが、もう少し山手の方に多いのか、村の中では見かけません。

 これは栽培されたウド。食べやすいけれど、野生のもののような強い香りは期待できません。

 花をアップにしてみると炸裂したばかりの花火のようです。

 実は熟すと黒くなります。










   『風の王国』第1巻公開中
   

カナムグラ

2011-11-12 21:18:38 | 野の花・秋

 カナムグラ(クワ科・10月26日撮影)


 茎が強くて鉄でできたようだからカナムグラ。

 茎にも葉にも逆棘があり、何にでも引っかかって痛いのでなかなか厄介な雑草です。



 カナムグラの雌花


カナムグラの雄花





   『風の王国』第1巻公開中
   

アマチャヅル

2011-11-04 22:58:45 | 野の花・秋



 アマチャヅル(ウリ科・10月26日撮影)


 ごく普通に見かける雑草だと聞くのに生活圏で見かけたことがなく、ぜひ一度お目にかかりたいと思っていたアマチャヅル。

 今年なんと、家の横に生えてました<(_ _)>

 どうせヤブガラシだろうと思い込んで、花を見逃してしまい、

 実のつき方が違うのでようやく気がつきました。

 ヤブガラシは横に広がりますが、アマチャヅルは細い穂のようになります。

 
 ヤブガラシはブドウ科で、茎が赤みを帯び、葉が無毛。

 アマチャヅルはウリ科で、全体が緑で葉の表に細い毛があり、ヤブガラシより軟弱でおとなしい感じ。

 はびこりかたもおとなしいようです。

 甘味があると聞いて葉を食べてみましたが、ほんの微かなものですね。

 しっかり噛むと青臭さの方が勝つくらいですが、後味はさわやか。

 牧野図鑑では「特に利用価値はない」と書いてありましたが、サポニンが大量に含まれているということで

 一時ブームになり、今は健康茶として飲まれているようです。 



 実をつけた軸の形でようやくヤブガラシじゃないと気がつきました。


 柔らかい葉の表面にぽつぽつと毛が。





   『風の王国』第1巻公開中