ドクダミ(=ジュウヤク・ドクダミ科・5月29日撮影)
黄色の穂に見えるところが、花の集まりです。花は花弁もがくもなく、1本の雌ずいと3本の雄ずいだけでできています。十字型の白い花弁のように見えるのは総包片です。
どこの庭にでも生え、地中に根を伸ばして広がります。駆除しにくい雑草ですが、ある程度の高さで止まり、刈り取っておくとまた適当な高さに育ち、その間他の雑草を抑えてくれるし、あまり虫もつきません。姿も悪くないので我が家では芝生(??)代わりに生やしてあります。悪臭があると言われますが、それほど嫌な匂いではありません。
ドクダミの名は毒を止めるという意味でしょう。ジュウヤク(十薬・重薬)とも言い、漢方薬として利尿、動脈硬化の予防などに使われます。体を冷やす効果があるので冷え気味な人は要注意。
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京都の龍谷大のHPで、黒沢明監督の資料2万7千点余りが公開されましたね。今ちょっとのぞいてきましたが、お宝の山です。
http://www.afc.ryukoku.ac.jp/Komon/kurosawa/index.html
けいはんなの“わたしのしごと館”でノートの一部が展示されているのを見たことがあります。読みやすいきれいな字で、鎧の着方についての考証が書かれていました。ガラスケースの中のノートのページを繰って、全部読みたい衝動に駆られました。それがネットで読めるんですからありがたいです。スタッフの方、ありがとうございます。
シナリオの緻密さ、創作ノートの、隅から隅まで考え尽くそうという姿勢。見ているだけでワクワクしてきます。目はしょぼつき、マウスを握る右腕は腱鞘炎気味ですが、ちょっとずつ読ませていただきます。
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http://www.afc.ryukoku.ac.jp/Komon/kurosawa/index.html
けいはんなの“わたしのしごと館”でノートの一部が展示されているのを見たことがあります。読みやすいきれいな字で、鎧の着方についての考証が書かれていました。ガラスケースの中のノートのページを繰って、全部読みたい衝動に駆られました。それがネットで読めるんですからありがたいです。スタッフの方、ありがとうございます。
シナリオの緻密さ、創作ノートの、隅から隅まで考え尽くそうという姿勢。見ているだけでワクワクしてきます。目はしょぼつき、マウスを握る右腕は腱鞘炎気味ですが、ちょっとずつ読ませていただきます。
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(5月17日撮影)
カモジグサ(イネ科・5月25日撮影)
青紫の長いノギを束ねて、かもじに見立てて遊んだところからカモジグサの名があります。どこにでもいくらでも生えているような草ですが、上の写真のように一見して“黒い!”と思うほど目立って黒いのはあまり見たことがありません。よほど珍しい何かかと思ったくらい。カモジグサで間違いないと思うのですが(もし間違いだったらコメントください)。下の写真程度の色のものが普通です。
(5月26日撮影)
アオカモジグサ(イネ科・5月26日撮影)
カモジグサとアオカモジグサはよく混じって生えています。姿はほとんど同じですが、アオカモジグサは小穂が決して紫色を帯びることがないということで区別できます。小穂が枯れるとノギが反り返ることでも区別できるようです。(大きいほうの写真にはネズミムギらしいものも混じって写っています)
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マメグンバイナズナ(アブラナ科・5月24日撮影)
北米原産。ナズナ、いわゆるペンペン草は実が三味線のばちの形をしていますが、マメグンバイナズナは軍配に似た丸い形。マメのつかないグンバイナズナは実の周りにひれがあり、上の方の葉の基部が矢じり型で茎を抱くようです。ナズナによく似ていて、名前も親戚のような名前ですが、グンバイ、マメグンバイ、どちらも同じアブラナ科でも、ナズナとはやや遠いようです。
ところで、庭のキキョウソウ(ダンダンギキョウ)は全部で3本生え、順調に花開いて、てっぺんまで咲き切りました。閉鎖花が多く、植えても花が見られないこともあるように図鑑に書いてありましたが。めでたし!
(キキョウソウの前の記事はこちら http://blog.goo.ne.jp/hikawa_001/e/2f88f37eaf6c96eb7fe8950264173ff8)
(5月23日撮影)
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ナガミヒナゲシ(ケシ科・5月17日撮影)
あんまり鮮やかな花なので庭に植えられていたものが逃げ出して繁殖しているのだろうと無視していたのですが、地中海沿岸から中欧にかけて自生しているものが渡ってきた、帰化植物でした。ケシ坊主がやや細長いのでこの名があります。このケシ坊主の中に細かい種がたくさん入っていて、道端などでどんどん増えています。阿片は採れません。
数年前から、地中海沿岸などのギリシャ、ローマ時代の遺跡の写真によく写っている赤いケシがこれに似ているなと思ってはいました。でもまさか、という気がしたのですが、まさにこの花かもしれません。それとは知らないまま、作品の中にも描いてしまいました(笑)。写真はどれもピンボケで、アップに耐えるものがありません。
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