草がともだち(まんがのえんがわ)

草むしりの仕事さえなければ、
と思いつつ、草むしりが嫌いではない。
でも草むしりから開放されて漫画を描きたい。

ムラサキツユクサ

2009-05-31 14:31:07 | 野の花・春





 ムラサキツユクサ(ツユクサ科・5月29日撮影)

 北米原産。おしべの長い花糸に生えた紫色の毛が一列の細胞からできていて、細胞の観察に都合が良いとかで、小学校で理科の実験に使いましたね。いまではあちこち散らばって、石垣の間に生えていたりします。一応自生のものの中に入れておきます。





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ドクダミ

2009-05-31 14:30:28 | 野の花・春





 ドクダミ(=ジュウヤク・ドクダミ科・5月29日撮影)

 黄色の穂に見えるところが、花の集まりです。花は花弁もがくもなく、1本の雌ずいと3本の雄ずいだけでできています。十字型の白い花弁のように見えるのは総包片です。


 どこの庭にでも生え、地中に根を伸ばして広がります。駆除しにくい雑草ですが、ある程度の高さで止まり、刈り取っておくとまた適当な高さに育ち、その間他の雑草を抑えてくれるし、あまり虫もつきません。姿も悪くないので我が家では芝生(??)代わりに生やしてあります。悪臭があると言われますが、それほど嫌な匂いではありません。

 ドクダミの名は毒を止めるという意味でしょう。ジュウヤク(十薬・重薬)とも言い、漢方薬として利尿、動脈硬化の予防などに使われます。体を冷やす効果があるので冷え気味な人は要注意。

 



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黒沢明監督のノート

2009-05-27 14:47:55 | お知らせ
 京都の龍谷大のHPで、黒沢明監督の資料2万7千点余りが公開されましたね。今ちょっとのぞいてきましたが、お宝の山です。

   http://www.afc.ryukoku.ac.jp/Komon/kurosawa/index.html


 けいはんなの“わたしのしごと館”でノートの一部が展示されているのを見たことがあります。読みやすいきれいな字で、鎧の着方についての考証が書かれていました。ガラスケースの中のノートのページを繰って、全部読みたい衝動に駆られました。それがネットで読めるんですからありがたいです。スタッフの方、ありがとうございます。

 シナリオの緻密さ、創作ノートの、隅から隅まで考え尽くそうという姿勢。見ているだけでワクワクしてきます。目はしょぼつき、マウスを握る右腕は腱鞘炎気味ですが、ちょっとずつ読ませていただきます。







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カモジグサとアオカモジグサ

2009-05-26 13:28:47 | 野の花・春



 (5月17日撮影)




 カモジグサ(イネ科・5月25日撮影)

 青紫の長いノギを束ねて、かもじに見立てて遊んだところからカモジグサの名があります。どこにでもいくらでも生えているような草ですが、上の写真のように一見して“黒い!”と思うほど目立って黒いのはあまり見たことがありません。よほど珍しい何かかと思ったくらい。カモジグサで間違いないと思うのですが(もし間違いだったらコメントください)。下の写真程度の色のものが普通です。




 (5月26日撮影)








 アオカモジグサ(イネ科・5月26日撮影)

 カモジグサとアオカモジグサはよく混じって生えています。姿はほとんど同じですが、アオカモジグサは小穂が決して紫色を帯びることがないということで区別できます。小穂が枯れるとノギが反り返ることでも区別できるようです。(大きいほうの写真にはネズミムギらしいものも混じって写っています)






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マメグンバイナズナ

2009-05-25 12:54:58 | 野の花・春







 マメグンバイナズナ(アブラナ科・5月24日撮影)

 北米原産。ナズナ、いわゆるペンペン草は実が三味線のばちの形をしていますが、マメグンバイナズナは軍配に似た丸い形。マメのつかないグンバイナズナは実の周りにひれがあり、上の方の葉の基部が矢じり型で茎を抱くようです。ナズナによく似ていて、名前も親戚のような名前ですが、グンバイ、マメグンバイ、どちらも同じアブラナ科でも、ナズナとはやや遠いようです。

 
 ところで、庭のキキョウソウ(ダンダンギキョウ)は全部で3本生え、順調に花開いて、てっぺんまで咲き切りました。閉鎖花が多く、植えても花が見られないこともあるように図鑑に書いてありましたが。めでたし!
 (キキョウソウの前の記事はこちら  http://blog.goo.ne.jp/hikawa_001/e/2f88f37eaf6c96eb7fe8950264173ff8


 (5月23日撮影)




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ノボロギク

2009-05-22 17:09:49 | 野の花・春



 ノボロギク(キク科・3月24日撮影)

 ヨーッロパ原産で明治の初め頃日本に来た植物。道端や畑の脇に、真冬以外ほとんど1年中咲いています。管状花ばかりで、舌状花はまれにしかつかないので、いわゆる菊の花の形にはなりません。地味な花で、茎が柔らかいのかすぐにうつむいてしまい、“野ボロ菊”の名の通りいささかだらしない姿になります。

 それでも春先のみずみずしい時期には、何でもそれなりにきれい。総包片の先が三角に黒く、鱗(ウロコ)模様を連想させるのが特徴です。





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コメガヤ

2009-05-22 17:08:54 | 野の花・春



 コメガヤ(イネ科・5月1日撮影)

 明るい林床で見つけました。アジアからヨーロッパにかけての温帯に広く自生する多年生の草です。お米にそっくりな可愛い小穂が一列にまばらにつき、その姿からコメガヤ、またの名をスズメノコメ(雀の米)と言います。名前を知らないまま、自分でつけるならコメガヤとつけるな、と考えていたら、その通りの名がついていました。





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ナガミヒナゲシ

2009-05-18 13:56:32 | 野の花・春



 ナガミヒナゲシ(ケシ科・5月17日撮影)

 あんまり鮮やかな花なので庭に植えられていたものが逃げ出して繁殖しているのだろうと無視していたのですが、地中海沿岸から中欧にかけて自生しているものが渡ってきた、帰化植物でした。ケシ坊主がやや細長いのでこの名があります。このケシ坊主の中に細かい種がたくさん入っていて、道端などでどんどん増えています。阿片は採れません。

 数年前から、地中海沿岸などのギリシャ、ローマ時代の遺跡の写真によく写っている赤いケシがこれに似ているなと思ってはいました。でもまさか、という気がしたのですが、まさにこの花かもしれません。それとは知らないまま、作品の中にも描いてしまいました(笑)。写真はどれもピンボケで、アップに耐えるものがありません。




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アメリカフウロの実

2009-05-18 13:26:16 | 野の花・春



 アメリカフウロ(フウロソウ科・5月15日撮影)

 5月15日に掲載したばかりのアメリカフウロですが、実になったようすがあんまりきれいなのでまた載せます。この実は熟すと縦に5つに裂けて巻き上がり、先についた種をとばすようです。こうして見るときれいですが、よく増えてよく育つ、庭には持ち込みたくない草です。




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タネツケバナ

2009-05-18 13:06:19 | 野の花・春







 タネツケバナ(アブラナ科・3月24日撮影)

 米の種籾を水に漬ける頃に盛んに咲くのでタネツケバナの名がありますが、それよりはずっと早い時期から咲いています。花の咲く頃には根生葉は無いのがタネツケバナで、残っていたらタチタネツケバナなどの亜種、ということですが、それとは花や姿が違うようにも思います。写真に撮ったのは小さいものだったので残っていたのかもしれません。とりあえず、“ざっとタネツケバナ”ということにしておいて、また観察しましょう。




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