オニノゲシ(キク科・4月28日撮影)
ノゲシ(=ハルノノゲシ)(キク科・4月28日撮影)
あまり良い写真が撮れてないんですが、同じところに同じ条件で並んで咲いていて、見比べるのに好都合だったので。
オニノゲシは昔はあまりこのあたりでは見かけなかったように思います。
近年、アザミかな?と思える葉が目に付くようになり、咲いたのを見たら黄色の花で、な~んだというのが続きました。
年々オニノゲシの方が増えているように思えます。
花は似ていて私には見分けがつきません。オニノゲシの方が葉の色が濃く、葉面に艶があり、ギザギザの先がきつい棘になっていて触ると痛い。
姿全体の印象にははっきり違いがあります。痛そうと思ったらオニの方です。
ネットで見るとオニノゲシの葉の基部は茎のところから反り返って耳たぶ状になり、ノゲシの葉の基部は茎を抱いて向こう側に突き出す、という説明もあります。この写真では分かりにくいですね。
両者の交雑したものもあるようで、境目は限りなくあいまいといったところでしょうか。
秋に咲くアキノノゲシと区別するためにノゲシをハルノノゲシとも言います。でも近頃ではほとんど年中咲いていますよね。
アキノノゲシは舌状花がもっと少なく、くすんだ黄色なのでノゲシと混同することはありません。
オニノゲシの葉
ノゲシの葉
これはノゲシの方。花では見分けがつきません。
写真を撮っても掲載する時間が取れないまま日が過ぎていきます。自分用の図鑑として使えるものは季節はずれになっても掲載しますが、季節感を伝えたかったものは没 ああ没の山。
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