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草がともだち(まんがのえんがわ)

草むしりの仕事さえなければ、
と思いつつ、草むしりが嫌いではない。
でも草むしりから開放されて漫画を描きたい。

セイタカアワダチソウ

2011-11-02 23:20:43 | 野の花・秋



 セイタカアワダチソウ(キク科・11月2日撮影)


 空き地管理の天敵セイタカアワダチソウ。

 ところが何気なくファインダーを覗いてみると

 「きれいやん!」


 北アメリカ原産ですが元々園芸用に導入されたと言う説もあり、蜜源にするため養蜂家が広めたとも言われているとか。

 先入観なしに見れば明るいイメージのきれいな花です。(げんきん!)

 
 虫媒花なので花粉症の原因だと言うのは濡れ衣。

 他の植物の成長を邪魔する化学物質を出して空き地を独占しますが、

 この物質は自分にも効くので、茂りきってしまうと自分で自分の成長を妨げてしまい、

 また地中の養分を使い切ってしまって小型化し、

 最近はススキなどに押されているそうです。たしかに。


 写真に撮ったものもかなり可愛いサイズで、これくらいでぽつぽつと咲いている分には素直に楽しむ気になれます。

 帰化植物の多くがこうして日本化の風景になじんでいったのかもしれません。






 

    




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アレチハナガサ

2011-11-01 22:40:26 | 野の花・秋



 アレチハナガサ(クマツヅラ科・10月20日)


 新しく土を入れた畑の横の溝に、毎年見なれない帰化植物がひょっこりひょっこり出てきます。

 これもそのひとつで、全国的には珍しくもないようですが、私は始めて見ました。

 一見、花に気付かないような地味さ。“花笠”の名はいささか意外。

 ネットで見るとそれなりにきれいなものもあって(ヤナギハナガサとの混同もあるようです)

 個体差でしょうか。


 茎は四角で中空。

 下の方の葉は鋸歯がありますが上に行くほど縁がつるりとして細くなります。

 ダキバアレチハナガサという、下部の葉が茎を抱いているものもあるそうです。

 今のところ私の散歩コースでアレチハナガサがあるのは、この溝のこの数本だけ。ですたぶん。

 







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アメリカセンダングサ・センダングサ・コセンダングサ

2011-10-30 23:08:01 | 野の花・秋

 アメリカセンダングサ(キク科・10月20日撮影)


 センダングサ(キク科・10月26日撮影)


 コセンダングサ(キク科・10月28日撮影)


 この季節になるとセンダングサの類が道端で花を咲かせて実を作り、犬の毛に絡まりまくります。

 そのセンダングサに何種類かあるようで、同じような違うような、違うような同じような。

 頭の中でゴチャゴチャになっていたのをようやく整理。

 整理してみたら簡単で、

 〔1〕筒状花のまわりに総包片が長く伸びて太陽の形になっているのがアメリカセンダングサ。

 〔2〕筒状花のまわりに黄色の舌状花があって花らしい花に見えるのがセンダングサ。

 〔3〕筒状花だけで、長く伸びた総包片もなく、黄色の坊主に見えるのがコセンダングサ。

 でした。

 名前の起こりは葉の形がセンダンの木の葉に似ているから。



 アメリカセンダングサ


 センダングサ


 コセンダングサ


 昔、花をちぎってセーターに貼り付けて“勲章!”と言って遊んだのはアメリカセンダングサだったんですね。

 最近西日本ではコ・・・が増えてアメリカ・・・は押されぎみのようです。確かにこの村でもコ・・・が優勢で次がアメリカ・・・。

 センダングサはあまり見ません。

 アメリカ・・・も黄色い舌状花が出ることがあったり、コ・・・も白い舌状花が時にはついていたりするようで、

 だから私の頭がこんがらがったのかも。




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スズメウリ

2011-10-28 21:52:26 | 野の花・秋



 スズメウリ(ウリ科・10月26日撮影)


 ひょっとして前にも掲載したかもしれません。だんだん分からなくなってきました。

 アオツヅラフジのつるに一緒に絡みついたスズメウリ。

 (丸っこい葉はアオツヅラフジの葉。)

 白っぽく見えるのが熟した果実です。

 小さいからスズメなのか、あるいは実をスズメの卵に見立てたのかもしれない、

 と言われると、つるつるしたやや縦長の形がいかにも卵に見えてきます。



 スズメウリの葉




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キクイモ

2011-10-21 22:28:45 | 野の花・秋



   キクイモ(キク科・10月10日)


 よく似たキクイモモドキ、イヌキクイモ、とどう違うのか、あれこれ調べてみましたがよく分かりません。

 キクイモにしては花弁が少なくイヌ・・・っぽいけれど、咲く時期はイヌ・・・はもっと早い。

 ・・・モドキは葉や茎に毛がないと書いてあるのもあって、これは毛があるからモドキではない・・・?

 どうもはっきりしません。ネットでいろいろ写真を見るとそれぞれに相当個体差があるようでまぎらわしい。

 ということで、いろいろあるけど代表としてキクイモを名乗っておきましょう、という程度ですのでそのつもりで。



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ヤブマメカーテンの試み?

2011-10-14 13:16:07 | 野の花・秋

 ヤブマメ(マメ科・10月12日撮影)


 2年ほど前から窓の下にヤブマメが生えるので、グリーンカーテンにならないかと、今年はネットに這わせてみました。

 残念ながら思ったほど高くは伸びず、ご覧のとおりただ見苦しくなっただけ。

 うまく広げられなかったんです。

 少しは壁の温度が下がったかもしれませんが、見た目にはかえって暑苦しかったです。



 花は可愛く、薄く広がったつるが壁の模様になっている部分はけっこう風情があるんですが。





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カラスウリのつる

2011-09-09 21:50:07 | 野の花・秋

 カラスウリのつる(ウリ科・9月9日撮影)
     (下の方に転がってるのは井戸から引っ張り出した腐れポンプです。)


 カラスウリのつるが地面に向かってぐんぐん伸びてきます。

 地面に付くと地中に芋を作って新しい根を張ります。

 どこかにつかまりそこねてぶら下がってるつると違って、はっきり地上を目指している。

 細いつるなのに、自然の意志力を感じさせて、

 何本も並んで地面に向かって進む姿は、凄みがあります。


 
 
 ただ何となくぶら下がってるんじゃありません。

 
 明らかに地面を目指している!




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オオニシキソウ

2010-12-01 13:14:16 | 野の花・秋



 オオニシキソウ(トウダイグサ科・11月18日撮影)

川を見おろす荒地で赤く色づいて見えた草。

コニシキソウに似ているなと思ったら、北米原産のオオニシキソウでした。

コニシキソウのように地面を這わず、10センチから20センチくらい持ち上がったところから水平に広がります。

茎も赤みを帯びているので、一見していかにも荒地の雑草。

拡大してみると色づいた実がきれいです。












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ヒヨドリジョウゴの赤

2010-11-07 13:15:06 | 野の花・秋







 ヒヨドリジョウゴ(ナス科・11月2日撮影)

ピンボケですね。どう見てもピンボケです。

ヒヨドリジョウゴをドンピシャのピントで撮れたことがありません。 前回もこのとおり。

この赤はハレーションを起こすのか?とも思いましたが今回は明らかにピントが合ってないですね。

植物によってバッチリ撮れるのと、何度撮っても失敗になるのとがあります。

ヒヨドリジョウゴはまた失敗。

でも可愛いので何度でもシャッターを切ってしまう。

数撃った下手な鉄砲が一つくらいは当たって欲しいものです。







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オナモミ・オオオナモミ

2010-10-25 15:18:13 | 野の花・秋







 オオオナモミ?(キク科・10月22日撮影)

オナモミは“ひっつきムシ”の代表格。

セーターにくっつけられて取れなくて難儀したのに、自分ではオナモミを探すことができず、やり返せなくて悔しかったのを思い出します。

どこにでもありそうなのに探すと意外に見つからない・・・。いつの間にか絶滅危惧種になっていたんですね。

今身近で見られるものは殆どが帰化植物のオオオナモミ。オナモミは京都ではすでに絶滅した・・・ということになると、これは比較的最近日本にやってきたオオオナモミの方。ということになります。


オオオナモミのほうが葉柄や棘の先が紫色を帯びて、全体に大きいので見分けられるそうですが。
でもこの写真のオナモミはネットで見る他のオオオナモミほど紫色じゃありませんし、栄養が悪かったのか全体に小型です。

オナモミ自体ず~っと昔に大陸から渡ってきた帰化植物らしく、新しく渡ってきたオオ・・・と、決定的な違いは無いように書いてあるホームページもありますね。

セイヨウカラシナも、渡ってきた当時は人の背丈ほどにも伸びて春の堤防を席巻していましたが、いつの間にかおとなしく可愛らしくなって、今では菜の花と変わらないサイズのものが大半です。

オナモミとオオ・・・の違いは、日本の風土になじむ前、なじんだ後、ということなんでしょうか?

学術的なことは分かりません。私のような単なる“草好き”にはとにかくオナモミ、ということで充分ですが。





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