アナログ派にとって、原稿用紙の品質は大事。
田舎に住んでいて通販で買うしかないので、送料を考えてまとめ買いしたい。
それで“はずれ”だったら・・・(=_=)
迷ってしまって、これまでの経験を書き出してみました。
あれはいずれの帝の頃でしたか・・・昔々はケント紙か上質紙を全紙で買ってきて自分で裁断し、
自作の台紙から千枚通しで目印の穴をあけて枠線を引いていました。
十数年漫画を休んで、再開してみたら“漫画用原稿用紙”というものができてました。
なんて便利になったんだ!
☆ 最初に使ったのはアイシー。
アイシーはしょっぱなにひどい目に合った。
インクが(私の場合墨汁)紙の上に乗らずに中に吸い込まれてしまい、
ボケボケになって奥の方でじょわじょわ~っとにじんでくる。
何やねんこれはーっ!だったが、それ一枚だけで後は無事。
けっこう長く使ってたように思う。
インクがたっぷり乗った部分の繊維がほぐれてペン先に引っかかり、
インクを引きずってしまうことがあるのが悩みだった。
☆ 次に使ったのはアートカラー。
アートカラーは目に優しいクリーム色がかった紙で、目盛りはグレーで印刷されている。
このグレーが薄すぎて、年齢を感じる目には見えにくい。
でも製版作業がデジタルになると、特に網トーンが上に乗った時、この線が見えたりするので
これ以上濃くするのは無理だろう。
アートカラーには一つ、最初からずっと問題があって、
コンタミというのか、ほくろのような点々がある。
わりあいきれいで気にならない時とたくさん飛び散っている時と、時期による。
下描きするのに目障りなのでカッターの先で掘り起こしてみるとサビのような茶色の粉が出てくる。
(ネットでざっと見た限りではこの欠点に触れている記事は見当たらない。
濃い鉛筆でぐいぐい下描きする人は平気なのかもしれない。
私の下描きはなでるように薄く、
その代わり消しゴムに強いかどうかは気にならない。)
繊維のほぐれは起こりにくく、ペンの当たりはしっとりして柔らかい。(線を引く音も柔らかい)
細い線もきれいに出る。
一番長い間使った。
他に替えたのは滲んで滲んでどうしようもなくなったから。
ただしこれは買いだめしておいた最後の方の分だったので
、紙が悪いのか保存方法が悪かったのかわからない。
☆ 次はデリータ
真っ白な紙で、青い目盛りがアートカラーより見やすい。
表面は何かコーティングしてあるのかなと思う滑らかさ。
全く滲まず、安心して描けるので、何ださっさと乗り換えたらよかったと初めは思った。
ところが強く引いた線と線の交点が汚く見える時がある。
インクが紙の中に入って、中でしみるせい。
裏側まで通って、紙の裏や製図版を汚していることもある。
もうひとつ、ベタムラができやすい気もする。(これは腕次第かも)
最終的にムラは印刷には出ないと思うが、原稿が落ち着かない。
☆ 次はミューズ
パッと見、デリータに似た感じだが、自然な白さという感じかな。
滲まず描ける。ペンの当たりはアートカラーに比べて硬い。コツコツ。
線を引く音も硬くて乾いた音。
ほんとに表面にインクを乗せているという感じ。
いやそれでいいんだが・・・滲まないのを求めているので。
これはもうほんと、好みの問題。ちょっと疲れる。
お高いだけに、気のせいか上質感あるいい紙だなぁと思いつつ(笑)
でももうずっとこれで行こうかなと思い始めた頃、デリータと似た問題が。
強く描いた交点で、インクが中に入る。そして少し周りにしみて、交点が汚れて見える。
裏に抜けるところまではいかないが、ホワイト修正が必要になる。
他に誰もそんなことを言ってないみたいなので、私のペン使いのせいかも。
・・・とまあ、こう書いて来たらだいたい結論が出ました。
私の好みはアートカラーですね。
滲むというほど滲まなくても、当たりが柔らかい分、ミリペンの線の端が他の紙より広がりやすいとか、
概して滲みやすくなりやすい(ように思う)。
まあそういう欠点はありますが、感触が私好みなんですね。
結局好みです(笑)相性です。蓼食う虫も好き好きです。
というわけで、アートカラーを注文しました。どうか滲みませんように。品質が保たれていますように。
そして期待通りのいい紙だったら・・・どうか無くなりませんように (^▽^;)
トーン貼り前のタイトルページをUPしてみました。
公開してみると、まあこれくらいは・・・と思った欠点がどうしようもなく見えてくる(笑)
とにかく絵のスケールが小さい。プロの絵ってどうしてあんなに大きく見えるのでしょう?
一人で机に張り付いて、印刷の機会がめったになく、プロの絵を単行本でばかり見ていると、
原稿を単行本の感覚で描いてしまって、よくないです。
田舎に住んでいて通販で買うしかないので、送料を考えてまとめ買いしたい。
それで“はずれ”だったら・・・(=_=)
迷ってしまって、これまでの経験を書き出してみました。
あれはいずれの帝の頃でしたか・・・昔々はケント紙か上質紙を全紙で買ってきて自分で裁断し、
自作の台紙から千枚通しで目印の穴をあけて枠線を引いていました。
十数年漫画を休んで、再開してみたら“漫画用原稿用紙”というものができてました。
なんて便利になったんだ!
☆ 最初に使ったのはアイシー。
アイシーはしょっぱなにひどい目に合った。
インクが(私の場合墨汁)紙の上に乗らずに中に吸い込まれてしまい、
ボケボケになって奥の方でじょわじょわ~っとにじんでくる。
何やねんこれはーっ!だったが、それ一枚だけで後は無事。
けっこう長く使ってたように思う。
インクがたっぷり乗った部分の繊維がほぐれてペン先に引っかかり、
インクを引きずってしまうことがあるのが悩みだった。
☆ 次に使ったのはアートカラー。
アートカラーは目に優しいクリーム色がかった紙で、目盛りはグレーで印刷されている。
このグレーが薄すぎて、年齢を感じる目には見えにくい。
でも製版作業がデジタルになると、特に網トーンが上に乗った時、この線が見えたりするので
これ以上濃くするのは無理だろう。
アートカラーには一つ、最初からずっと問題があって、
コンタミというのか、ほくろのような点々がある。
わりあいきれいで気にならない時とたくさん飛び散っている時と、時期による。
下描きするのに目障りなのでカッターの先で掘り起こしてみるとサビのような茶色の粉が出てくる。
(ネットでざっと見た限りではこの欠点に触れている記事は見当たらない。
濃い鉛筆でぐいぐい下描きする人は平気なのかもしれない。
私の下描きはなでるように薄く、
その代わり消しゴムに強いかどうかは気にならない。)
繊維のほぐれは起こりにくく、ペンの当たりはしっとりして柔らかい。(線を引く音も柔らかい)
細い線もきれいに出る。
一番長い間使った。
他に替えたのは滲んで滲んでどうしようもなくなったから。
ただしこれは買いだめしておいた最後の方の分だったので
、紙が悪いのか保存方法が悪かったのかわからない。
☆ 次はデリータ
真っ白な紙で、青い目盛りがアートカラーより見やすい。
表面は何かコーティングしてあるのかなと思う滑らかさ。
全く滲まず、安心して描けるので、何ださっさと乗り換えたらよかったと初めは思った。
ところが強く引いた線と線の交点が汚く見える時がある。
インクが紙の中に入って、中でしみるせい。
裏側まで通って、紙の裏や製図版を汚していることもある。
もうひとつ、ベタムラができやすい気もする。(これは腕次第かも)
最終的にムラは印刷には出ないと思うが、原稿が落ち着かない。
☆ 次はミューズ
パッと見、デリータに似た感じだが、自然な白さという感じかな。
滲まず描ける。ペンの当たりはアートカラーに比べて硬い。コツコツ。
線を引く音も硬くて乾いた音。
ほんとに表面にインクを乗せているという感じ。
いやそれでいいんだが・・・滲まないのを求めているので。
これはもうほんと、好みの問題。ちょっと疲れる。
お高いだけに、気のせいか上質感あるいい紙だなぁと思いつつ(笑)
でももうずっとこれで行こうかなと思い始めた頃、デリータと似た問題が。
強く描いた交点で、インクが中に入る。そして少し周りにしみて、交点が汚れて見える。
裏に抜けるところまではいかないが、ホワイト修正が必要になる。
他に誰もそんなことを言ってないみたいなので、私のペン使いのせいかも。
・・・とまあ、こう書いて来たらだいたい結論が出ました。
私の好みはアートカラーですね。
滲むというほど滲まなくても、当たりが柔らかい分、ミリペンの線の端が他の紙より広がりやすいとか、
概して滲みやすくなりやすい(ように思う)。
まあそういう欠点はありますが、感触が私好みなんですね。
結局好みです(笑)相性です。蓼食う虫も好き好きです。
というわけで、アートカラーを注文しました。どうか滲みませんように。品質が保たれていますように。
そして期待通りのいい紙だったら・・・どうか無くなりませんように (^▽^;)
トーン貼り前のタイトルページをUPしてみました。
公開してみると、まあこれくらいは・・・と思った欠点がどうしようもなく見えてくる(笑)
とにかく絵のスケールが小さい。プロの絵ってどうしてあんなに大きく見えるのでしょう?
一人で机に張り付いて、印刷の機会がめったになく、プロの絵を単行本でばかり見ていると、
原稿を単行本の感覚で描いてしまって、よくないです。
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