スケッチブック

しずかに、のんびり、ゆるやかに

蒲公英

2015-12-21 11:30:05 | yoga
たんぽぽ、の「ぽぽ」は
どこから来てるの?



語源を調べると
古名は「フジナ・タナ」
平安の頃の植物辞典「本草和名」より

フジナ・タナさん

名前を、呼んでみたくなる
おもいきり、呼んでみたくなる

フジナ・タナさーん




タナは「田菜」
田んぼの菜っ葉

田んぼの畝、野や、いたるところで
元気な花を咲かせるタンポポ

冬になると
たんぽぽの大きな葉っぱは、菜っ葉に見える
肉厚でほうれん草のよう



昔は、ゆがいて食べたとか
うん、おいしかったのかも


フジナは、藤菜
なぜ、紫色の藤菜に?
なぞだそう


いつかの冬に見た、たんぽぽの紅葉・・



まさに、藤菜なのです
西洋タンポポは
紅葉するよ、と花屋さんから教えていただきました


タンポポも、フジナ・タナも
万葉集にも古今和歌集にも、出てこないそうで

1717年の植物本に
新井白石さんが、「フチナの義、詳ならず。」と

新井さんは、タンポポの紅葉を
ご覧になったことがなかったのかも・・

うーん
見て見て、言いたい


平安の頃、ひょいと出てきたフジナ・タナは
西洋タンポポで一般的ではなく
その後、100年近く経ち
各地で育ったのは
和製タンポポだったのではないかしら・・


帰ったら
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草木名のはなし
http://www.ctb.ne.jp/~imeirou/soumoku/s/tanpopo.html