上野、不忍池のほとりへ
和太鼓を観に行きました
辯天堂(べんてんどう)は
不忍池にぽっかり浮かぶ小島
どこまでも、蓮
この世ではないみたいに
きれい・・
和太鼓
大迫力
かっこよかった
暑かったので
木陰、木陰、を選んで駅まで帰る途中
はじめて
上野大仏さまに
気がついて、寄り道
パゴダ(仏塔)の中には
三体の仏像さま
しーん・・と
ひかえめな立ち姿
お顔も雰囲気も
優しくて
暗い中
ほのかに、きらり
天井がまるかったせいかしら
いつもの夜空を
見上げてるような気持ちになって
天地明察・・
と、つぶやいてしまいました
御三方は
どなたさまですか?
説明書きを見てみると
真ん中の方は
薬師瑠璃光如来さま
瑠璃光・・?
地球だー
そして
両隣は
日光菩薩さま
月光菩薩さま、でした
月光、瑠璃光、日光・・?
月、地球、太陽・・
わあ・・
きちんと調べると
どこを見ても
薬師瑠璃光如来さまの「瑠璃光」は
宝石の七宝の光のこと
・・「地球」ではなさそうです
(その時代、地球が瑠璃色なんて
知られてなかったのだし)
でも
月光如来さま、日光如来さまと
いつも並んでらっしゃるそうなので
やっぱり、宝石ではなく
瑠璃色の地球・・
天体が気になるわたしには
そう思えて
ひとり、にっこり
楽しくなってしまいました
しかも
西は、西方極楽浄土(あの世)
東は、東方浄瑠璃世界(今生)で
“むかしのひとは
西の夕焼けに
夢のような極楽浄土を思い
東の夜明けの
清涼なブルーに
あらたな気持ちに”
そんな文章をみつけ
きれいな景色が
あたまのなかにうかぶと
こころが、すぅー
と、おちついたのでした
一緒に見ていた友人は
今、だいじな身内ふたりが病
薬師如来さまは
「心やからだの病を治してくださる」と
読んで
「ああ、いまのわたしにぴったりだよー」
と、なむなむ
無宗教なふたりだけども
それぞれが
ちがう視点から
こころ穏やかになれました
ふう・・
よい時間を
ありがとうございました