「ユニコーンストーン」という名前で売られていたもの。Comrose さんより。
《近年マダガスカルで発見されたペグマタイトの一種です。……ユニコーンストーンはレピドライト、ピンクトルマリン、スモーキークォーツ、そして白雲母の一種であるクリーブランド石(クリーブランダイト)が含まれていると言われています。》
クリーブランダイトは長石で雲母じゃないですね。特殊な結晶形のもので、こういう石に含まれるかどうかはちょと疑問。別の英語サイトには「レピドライト、ピンクトルマリン、スモーキークォーツ、クリアクォーツ」とある。
しかしペグマタイトが半透明になる?
よくわかりませんけど、石英が多くて、その透明度が高ければ、あり得ない話ではないでしょうね。長石が入っていないということなのか。
見栄えをよくしているのはピンクトルマリン。トルマリンの独立結晶は最近えらく高くなっているみたい。これは他の石とまじゃっちゃってるから値は付かないのでしょう。
トルマリンはペグマタイトでしか採れないそうです。これは美しい結晶ではないけど、この石は確かにペグマタイトなのでしょう。
青黒く見えているのは何か。レピドライト? クロム系の何か? こういうのがうまく散らばっていたら、より美しいものになるかもしれません。
しかし「ユニコーンストーン」とはこれいかに。ユニコーンという地名はアメリカにあるけれど、産地はマダガスカルなので関係ない。いかにもニューエイジ的命名ですけど、あんまり流行っている気配はない。これからかな。
名前はともかく、なかなか美しいし、何より異色のペグマタイトとして、とても面白い石だと思いますよ。