元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

寄席でいいお客さんって何だろう?

2016-05-01 21:43:39 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
寄席でいいお客さんって何だろう?

今日の上野鈴本で、出てくる噺家さん誰もが、今日のお客さんはいい、素晴らしいと言っていた。それは私も感じた。皆さんよく笑う。出演者が面白かったせいもあるが、本当に皆さんよく笑った。まくらで笑い落語で笑い。出てくる噺家さん達も気持ちよく出し物が出来たのではないだろうか?

以前良く見た鈴本の年寄りベテランのお客さんは、まず前座の話しは聞かない。前座はマイクを与えられないから、客席の後ろまで届くような大きな声で喋らないといけない。だからなおさら話しは面白くない。一本調子になる。
次に二つ目でも真打ちでも、つまらないと寝る。寄席は長いから寝て英気を養う意味もある。ダメな芸にはダメ出しをする。
そして贔屓の噺家さんには、声をかける「よっ待ってました」。
こんな噺家さん達と勝負するベテランのお客さんも、いいお客さんだと思うのだが?それは何と言ってもこんなお客さんは、噺家さんを育てるのではないだろうか?

本日の寄席@上野鈴本で感じた噺家さん達の印象

2016-05-01 21:14:34 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
本日の寄席@上野鈴本で感じたこと。

林家つる子:二つ目となりお客さんの前での高座の回数が増えたのではないだろうか?一年前に見た時よりはるかに余裕が感じられ落語も落ち着いていて、上手くなったのが一目瞭然。このままいけば結構良いお客さんを喜ばせる林家の落語をするのではないでしょうか。

林家三平:お父さんの芸風を真似ているような気がした。落語やるよりまくら芸(漫談)を磨いてネタをどんどん増やしていけば、それはそれでいいのじゃないか?

桃月庵白酒:まくらの面白さ抜群。喋り方でも大笑いを取るコツをつかんでいる。古典落語にもアドリブを入れて聴かせる大笑いを誘う芸はさすがである。

三遊亭小円歌:綺麗なのに大笑いを取ろうとするから、三味線漫談得意の粋さが感じられないのが残念。大笑い第一の三遊亭圓歌一門の宿命か?都々逸やる時は粋にやったら完璧。

三遊亭歌之介:白酒同様まくらの面白さ抜群。独特の喋り方を確立し古典落語でも大笑いが取れる。素晴らしい噺家さんです。

ロケット団:ネタが面白いから大笑い出来る。漫才なのでもっとメジャーになってTVに出てもいいと思うのだが?

古今亭菊之丞:酔っ払いの芸が最高。なよっとした感じが、おかみさんの芸をやるとオカマみたいになる。これも芸のうちですねぇ素晴らしい!

三遊亭圓歌:87歳なのに大笑いを取る話しはカリスマそのもの。お客さんもその偉大な芸歴をわかっている。一所懸命に皆さん聞いて笑って盛り上げている。

春風亭一之輔:初めての生落語。ネットでの評判が良かったので期待したが、普通の本格的な落語で、あまり個性がないと感じた。

林家正蔵:父は昭和の喜劇王林家三平。偉大な父を背負っているから、猛稽古して名人にならないといけないと言う大きな宿命を感じる。だから謙虚で見ていて気持ちがいい。ますます精進して芸を磨いて欲しい。


最高に面白かった。GW特別興行@上野鈴本

2016-05-01 16:50:17 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
最高に面白かった。GW特別企画@上野鈴本!
二つ目に昇進した林家つる子ちゃんは、経験を積んで少し余裕が出てきたのか、上手くなりました。
その他の噺家さん達は、皆さん期待通りの面白さ。特に白酒師匠と歌之介師匠は群を抜いた面白さ。
それに何と圓歌師匠が歩いて出てきて高座に座りました。鈴本は舞台の袖から高座までの距離が近いせいでしょうか?相変わらずお元気そうで何よりでした。いつまでもお元気で!

芸術か?猥褻か?明治の裸体画論争の元となった黒田清輝の「朝妝」(焼失して現存しないそうですが)。

2016-05-01 12:16:52 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
芸術か?猥褻か?明治の裸体画論争の元となった黒田清輝の「朝妝」(焼失して現存しないそうですが)。

やっぱり明治時代に割れ目を入れたらちょっとまずいんじゃないかって気がします。
バルテュスの割れ目よりはおとなしいと思いますが

「ねぎし」で牛タンと麦とろご飯食べて、上野鈴本に行く、この幸せ!

2016-05-01 12:06:31 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
「ねぎし」で牛タンと麦とろご飯食べて、上野鈴本に行く、この幸せ!

この平和な何気ない日常が続ます様に。
しかしGW中の鈴本は何と豪華なのでしょう。
白酒、歌之介、一朝、菊之丞、圓歌、正蔵の各師匠が1日で聞けるんです。それに若手で評判の良い一之輔師匠の生落語。