間仕切り板が一枚なので、その方向にひし形のように伸びています。間仕切り板が2枚ならそんな変形はないだろうと作ってみました。その作り方を紹介します。
これが牛乳パックから作った〔えんぴつ立て〕です。牛乳パックひとつあればそれだけでできます。別の材料はいりません。ハサミと定規があればいいです。
では作っていきます。
牛乳パックの寸法です。
下の底のあるほうで箱部を、上のほうで間仕切り板をつくります。箱の高さを110mmと決めました。(それぞれで自由に決めてください。)
牛乳パックにはつなぎ目の角(かど)がありますね。そこからハサミを入れて角を切っていきます。残り110mmのところで横に切っていきます。
切り終えると箱部と間仕切り板部が切り分けられました。
切り取ったところです。
早くも、箱部はこれで完成ですね。
間仕切り板部を2枚に分けていきます。真ん中の角の折り目を切っていきます。
2つに切り分けられました。
次の寸法にケガキをして、間仕切り板(大)と(小)をつくっていきます。
寸法で大事なところは幅の95mmです。これは牛乳パックの内側の対角線の長さです。チョッとだけ余裕を持って定めました。牛乳パックでどんな〔えんぴつ立て〕をつくっても寸法を変えてはいけないところです。
切り取り線をハサミで切ったところです。
間仕切り板(大)(小)の2つが出来上がりました。
(大)(小)の切り込みを向かい合わせて置いて組み合わせていきます。
かみ合わせるとこのようになります。
間仕切り部の完成です。
箱部の中に間仕切り部を対角線状に入れると〔えんぴつ立て〕の完成です。
実用的にはこれでしっかりしたものができました。間仕切り板は中央が折れ曲がっていましたが、すっぽり収まるとまっすぐになってより頑丈(がんじょう)になりました。何年何十年と使えるものだと思います。
孫のと比較したところです。
私のは“実用的”にはこれでいいですが、プレゼントとしては孫(左側)の装飾(そうしょく)のあるほうでなければやっぱり駄目ですね。
そこで、私のものに装飾をする方法を紹介します。
B4サイズの色画用紙を準備します。これに次のようにケガキします。箱部を装飾するもの、間仕切り板(大)の上のほうを装飾するもの、2つの間仕切り板のかみ合わせを補強するものの3つです。これらがちょうど2セットが作れます。
《数字が見にくい場合は図をタップして拡大してみてください。》
切り取り線から切ったものです。
1セット分を準備してください。装飾・補強をしていきます。
間仕切り板の補強部品を出してください。一辺30mmの正方形です。対角線と十字線が書かれています。対角線は角から半ばまで切り込みが入っています。
対角線は“山折り”、十字線は“谷折り”にします。この折りを深めていくと星のような形になります。
この内側にノリを付けて2つの間仕切り板の組み合ったところにかぶせて補強します。
牛乳パックはノリは付きにくいですが画用紙同士は固くくっ付きます。補強には十分役立ちます。さらに箱部の底の方にあるので時間がたつと変形しますが外れることはありません。
箱部に巻いて装飾するものです。軽く折り曲げます。
次のように、全面にノリを付けて巻いてください。切り込みが角にくるようしてありますが、角にこない場合がありますので、巻いた後の角の部分に切り込みを入れるのがいいようです。折り曲げ部分に糊を付けて接着してください。
箱部の装飾が出来上がりました。
最後に、間仕切り版(大)の上の部分の装飾です。軽く折り曲げます。
次の写真のように、ノリで接着していきます。
箱部に間仕切り板部を挿入すると出来上がりです。
装飾の部分に、文字や絵を描いたり、写真を貼ってプレゼントにしてください。
牛乳パックひとつとハサミがあれば、えんぴつ立てひとつができますからぜひ作ってくださいね。
作り方のpdfファイルをダウンロードできるようにつくりました。次の図をタップしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
牛乳パックでえんぴつ立てを作るところまでは思いつきますが、間仕切りを入れるところまでは考えませんでした。
大変勉強になりました。ありがとうございます。
「勉強になりました。」は嬉しいです。ありきたりの投稿かな~と思っていたところでした。元気百倍、孫悟空に負けないよう頑張ります。
ありがとうございました。