hiro_tagebuch

アマチュアVn&Va弾きの日記です

MPhil Scheherazade

2009-11-07 08:09:13 | Konzert
MPhilのコンサートでした

場所はもちろん、Gasteig


↑ 幻想的なライトアップ



↑ 今日の席から
下手の2nd Vnの前あたり。

この席、今日のプログラムにはバッチリでした。
なぜならメインがシェーラザードで、この席から、
コンマスとチェロトップが良く見える



↑ 今日のプログラム

詳細はこちら:

Strawinsky: "Le Chant du Rossignol"
Ravel: "Sheherazade"
Rimskij Korsakow: "Scheherazade"

Andrey Boreyko, Diregent
Ann-Katrin Naidu, Mezzosopran


コンマスは、お気に入りのトムハンクス似の人。
そろそろ名前を調べなきゃ。
再度にはパールマン似のコンマス。
贅沢な布陣ですね


メインがシェーラザードだけあって(?)、木管が気合入っていたと
思います。個々人の歌い回し、音色、シェーラザードらしく、
素晴らしかった
弦は、いつもと違う響きがしていたと思います。これはこれで楽しい。
いつもは、個々人の音というより、ホール全体を鳴らすサウンドなの
ですが、今日は(基本路線はもちろんこの響きなのですが)、
その中でも個々人の熱さが感じ取れました
やっぱりシェーラザードは弾いている方も熱くなるんですね

Vcのソロも、熱の入った演奏でした。
淡々か熱くかは両方ありの曲だと思いますが、今日のVcは音色も
ビブラートも演奏も、気が入っていたと思います

そして、Vnソロ。いつもながら素晴らしい
CD等に比べると、音量的にはちょっと不足かな?とも感じましたが、
何より雰囲気、音色がすばらしい
決して色っぽすぎず、大人の演奏。でも遊び心も十分あって。
難所もいとも楽しそうに弾くその余裕
ブラボー


そうそう、忘れてならないのが中プロの、
ラベルのシェーラザード
初めて聴きました
(始まるまで、そもそもシェーラザードが2曲ある
ことに気付いていなくて、いきなりメゾソプラノが
出て来てびっくりでした

ソリストは、真っ赤なドレスに、アラビアンなメーク
シェーラザードの雰囲気を前面に出していました。
この風貌だけでも今日のソリストの資格あり、なんですが、
歌もこれがまた、雰囲気ばっちりで素晴らしかったです。
いつもいつも思うのですが、やっぱり人間の声には
器楽は敵わないなぁ、と感じましす。
フルオケをバックに、ホール全体に一人の声を響かせ、
それがまたなんとも艶のある声。表情も豊かで、その
世界に引き込む力がありました


いつもとはちょっとだけ違うMPhilが聴けました。
定常的に超一流の演奏が聴けるなんて、幸せです