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漢方薬にふれる

2008年10月26日 | セミナー 講演
今日は漢方薬の講座に出席してきました

漢方薬の現状や理論、漢方処方の構成や副作用まで
幅広く、かつ掘り下げて解説いただきました。

今日講演してくださったのは東京薬科大学の教授でしたので
教え慣れてらっしゃるんだな、と感じられました。
きれいに話される先生で、とても聞きやすく
話し方や講演の構成も参考になりました

漢方理論の証の概念は一朝一夕には理解できませんが
解説はとてもわかりやすかったので、今後理解していけるか
どうかは後々の自己学習次第といったところでしょうか

漢方処方の構成の解説はとても興味深かったです。
漢方薬は考え方が現在主流の西洋医学とは違うために
自分の中でどうしてもあいまいなとらえ方になっていましたが
今日は生薬ごとの働きや量や他の生薬との組み合わせにより
体への作用が変化してくる点などがわかりやすく解説されていました。

さまざまな処方も代表的な処方から派生していると考える解説が
楽しかったです。そのような考え方で見ていくと、
生薬それぞれの働きや特徴も加えつつ、多くの情報量があるにも
関わらず、とても整理して覚えやすいな、という印象です。
具体的にいうと桂枝湯に葛根と麻黄を足すと葛根湯になる、
桂枝湯よりも発汗を促して、さらに抗炎症作用をプラス
することで解熱、肩こりなどにも効きやすくなっている、といった具合。

いくつか本の紹介もありました。
入門漢方医学
現代医療における漢方薬

帰りに紀伊国屋書店に立ち寄りましたが、漢方分野の本は
当然のことながら相当な数あります。
自分ではどれが理解しやすく役立つのか短い時間では
まったくわかりませんでした。
紹介していただいた本などを参考に、また物色してみようと思います。

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