今回の注目はディープインパクトが初の古馬相手に通用するか否かだろう。菊花賞で2馬身差だったアドマイヤジャパンがJCで11着に惨敗。ストーミーカフェもシンガリの18着。だが、この馬は別だ。菊花賞では最初の4角で激しく折り合いを欠いて体力を消耗しながらも、最後は33秒台の強烈な末脚を使っている。着差以上に力の開きがあることは明白。今回も最初の3~4角で馬が勘違いせずに折り合えるかが鍵を握る。直線でどのような末脚を見せてくれるか楽しみだ。
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【オースミハルカ】
前走のエリザベス女王杯2着では本命を打った。抜群の発馬を決めると、平均ペースの淀みない逃げに持ち込む。有力どころが後ろで牽制したこともあり、楽なペースでの大逃げとなった。向こう正面でたっぷりと息を入れると、再び4角で加速。そこから、粘り強い脚で抵抗するも、ゴール前で勝ち馬の決め手に屈した。休み明けで瞬発力勝負だった前々走から、きっちり変わり身を見せた。この馬の持ち味はハナへ立てるスピード力と粘り強い末脚。前走のように平均ペースの流れで後続の仕掛けが遅れるか、早仕掛けさせてなし崩しに脚を使わせるのがベスト。だが、今回は強力な同型タップダンスシチーがいる。いずれにせよ勝負どころで早めのスパートが予想され、厳しい流れになるだろう。これならタップが作る平均ペースの流れを2番手で息を入れたほうがいい。
【ビッグゴールド】
今年の天皇賞・春はハナを奪うも、1角でシルクフェイマス、ヒシミラクルが折り合いを欠いて絡まれる。それでも、取り乱すことなく折り合うと、4角でバテた馬を交わして先頭へ立つ。最後は勝ち馬に交わされたものの、持久力のあることを示した。その後はスランプが続いている。ここも、タップダンスシチーやオースミハルカなどがおり、兼ね合いが鍵となる。ごまかしの利かない東京よりは中山のほうがいい。
【コイントス】
前走の鳴尾記念6着は中団で競馬を進めるも、スローの展開に嵌ったこともあって伸び切れず。また、前々走で大幅に増えた馬体も2㌔しか絞れていなかった。有馬記念3着の実績があり、500㍍の距離延長はプラスだろうが、その時は最盛期で内を完璧に立ち回っての競馬。近走は京都大賞典2着があるものの、決め手の甘さは相変わらず。7歳になった今年は掲示板が限界だろう。馬体が絞れていれば。
【コスモバルク】
ここで復活なるか。今回は昨年のこのレース以来、6戦ぶりに五十嵐騎手へ手綱が戻る。今年のレースはすべて見せ場なく終わっている。その原因として、オーナー側と騎手との〝ズレ〟が挙げられる。オーナーは「あの馬をマークしろ」などとオーダー。それを聞いた騎手も従わずを得ない。だが、バルクには前に馬がいると追いかけて折り合いを欠く傾向がある。無理に抑えて相手に合わせる競馬では折り合いを欠いて体力を消耗。我慢し切れずにレース途中でハナを奪う中途半端な競馬が多かった。バルクの良さを生かすには気分よく最初から〝逃げる〟形がベスト。控えてもGI級になると決め手で劣る。あと、もうひとつの原因として〝疲れ〟もある。昨年は無理な長距離輸送を繰り返してきた。その結果、馬が精神的にパンクしている印象を受ける。やはり、レース毎に北海道からの輸送では相当なストレスが溜まるはず。オーナーには馬のことを一番に考えた決断をしてもらいたい。
【グラスボンバー】
前走の福島記念1着は道中、中団馬群を追走。馬場の悪いを嫌って各馬が外目を通る異様な展開。勝負どころで馬群の内をロスなく進出すると、4角で先頭へ躍り出てそのまま押し切った。鞍上の無駄のない好騎乗も光ったが、自身も長くいい脚を使って末脚のレベルを上げている。いきなりのGIでどうかも、この充実度は見逃せない。一息入っているだけに、太め残りに注意したい。
【マイソールサウンド】
気難しい馬。今春の阪神大賞典1着ではスローの展開のなか、好位を追走。有力どころが後ろで牽制しあうところを、ワンテン早めの仕掛けで押し切った。以前は折り合いに不安のあるタイプだったが、年齢を重ねることでそれが解消された。外からプレッシャーをかけられると競馬をやめてしまうように、アテにしずらいタイプ。ここも、外枠を引いて好位を揉まれずに競馬できれば。
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【オースミハルカ】
前走のエリザベス女王杯2着では本命を打った。抜群の発馬を決めると、平均ペースの淀みない逃げに持ち込む。有力どころが後ろで牽制したこともあり、楽なペースでの大逃げとなった。向こう正面でたっぷりと息を入れると、再び4角で加速。そこから、粘り強い脚で抵抗するも、ゴール前で勝ち馬の決め手に屈した。休み明けで瞬発力勝負だった前々走から、きっちり変わり身を見せた。この馬の持ち味はハナへ立てるスピード力と粘り強い末脚。前走のように平均ペースの流れで後続の仕掛けが遅れるか、早仕掛けさせてなし崩しに脚を使わせるのがベスト。だが、今回は強力な同型タップダンスシチーがいる。いずれにせよ勝負どころで早めのスパートが予想され、厳しい流れになるだろう。これならタップが作る平均ペースの流れを2番手で息を入れたほうがいい。
【ビッグゴールド】
今年の天皇賞・春はハナを奪うも、1角でシルクフェイマス、ヒシミラクルが折り合いを欠いて絡まれる。それでも、取り乱すことなく折り合うと、4角でバテた馬を交わして先頭へ立つ。最後は勝ち馬に交わされたものの、持久力のあることを示した。その後はスランプが続いている。ここも、タップダンスシチーやオースミハルカなどがおり、兼ね合いが鍵となる。ごまかしの利かない東京よりは中山のほうがいい。
【コイントス】
前走の鳴尾記念6着は中団で競馬を進めるも、スローの展開に嵌ったこともあって伸び切れず。また、前々走で大幅に増えた馬体も2㌔しか絞れていなかった。有馬記念3着の実績があり、500㍍の距離延長はプラスだろうが、その時は最盛期で内を完璧に立ち回っての競馬。近走は京都大賞典2着があるものの、決め手の甘さは相変わらず。7歳になった今年は掲示板が限界だろう。馬体が絞れていれば。
【コスモバルク】
ここで復活なるか。今回は昨年のこのレース以来、6戦ぶりに五十嵐騎手へ手綱が戻る。今年のレースはすべて見せ場なく終わっている。その原因として、オーナー側と騎手との〝ズレ〟が挙げられる。オーナーは「あの馬をマークしろ」などとオーダー。それを聞いた騎手も従わずを得ない。だが、バルクには前に馬がいると追いかけて折り合いを欠く傾向がある。無理に抑えて相手に合わせる競馬では折り合いを欠いて体力を消耗。我慢し切れずにレース途中でハナを奪う中途半端な競馬が多かった。バルクの良さを生かすには気分よく最初から〝逃げる〟形がベスト。控えてもGI級になると決め手で劣る。あと、もうひとつの原因として〝疲れ〟もある。昨年は無理な長距離輸送を繰り返してきた。その結果、馬が精神的にパンクしている印象を受ける。やはり、レース毎に北海道からの輸送では相当なストレスが溜まるはず。オーナーには馬のことを一番に考えた決断をしてもらいたい。
【グラスボンバー】
前走の福島記念1着は道中、中団馬群を追走。馬場の悪いを嫌って各馬が外目を通る異様な展開。勝負どころで馬群の内をロスなく進出すると、4角で先頭へ躍り出てそのまま押し切った。鞍上の無駄のない好騎乗も光ったが、自身も長くいい脚を使って末脚のレベルを上げている。いきなりのGIでどうかも、この充実度は見逃せない。一息入っているだけに、太め残りに注意したい。
【マイソールサウンド】
気難しい馬。今春の阪神大賞典1着ではスローの展開のなか、好位を追走。有力どころが後ろで牽制しあうところを、ワンテン早めの仕掛けで押し切った。以前は折り合いに不安のあるタイプだったが、年齢を重ねることでそれが解消された。外からプレッシャーをかけられると競馬をやめてしまうように、アテにしずらいタイプ。ここも、外枠を引いて好位を揉まれずに競馬できれば。
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