ひさへ的ポンコツ脳内劇場

マンガ描いてピアノ弾いて料理(栄養士免許有)も作ったりの引きこもり主婦。無断転載お断り~。

音楽と向き合う人達

2013-12-02 | 音楽ひとりごと
楽しくて、面白くて、キレイで、カッコ良かった。

昨日の「発表会」で弾いた人達の事です。

<第一部>(14:40~)
     1、小1男  バッハ:メヌエット他
     2、小1男  ブルグミュラー:タランテラ 他
     3、小2女  平吉毅州:チューリップのラインダンス
     4、小3女  ギロック:カーニバルの舞踏会他
     5、小4女  ギロック:古典形式のソナチネより
     6、小4女  モーツァルト:ソナタK.545
     7、小6男  ショパン:幻想即興曲
     終演後、子供達だけ写真撮影&解散

   <第二部>(15:40~)
     1、大人  シューマン:子供のためのアルバムより「ロンド」
     2、大人  モーツァルト:トルコ行進曲
     3、大人  シューマン:飛翔
     4、まみさん  リスト:忘れられたロマンス
     5、けんさん  バッハ:平均律第二巻第二番、ブラームス:Op.118-2
     6、E先生   ショパン:バラード4番

   <第三部>(16:40~17:40)
     1、ひさえさん  プーランク:即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」
     2、コマさん   セブラック:休暇の日々から第一集より「おばあ様が撫でてくれる」
                    「公園でのロンド」「古いオルゴールが聴こえるとき」
     3、みやさん   ショパン:幻想即興曲
     4、ariさん    バッハ:パルティータ一番より「プレリュード」「アルマンド」「サラバンド」「ジーグ」
     5、大学3    シューマン:森の情景より「宿」、ベートーヴェン:ソナタ12番より第二楽章
     6、大学4    ショパン: バラード4番


第一部、2番目に演奏した小1の男の子。
チョロチョロと落ち着きなくて、今にもいたずらをしそうな雰囲気の可愛い男の子でしたが、
椅子に座り、ピアノに向かうと別人の様に弾き始めました。
テンポも乱れずにキチンと、音を響かせて、音楽的にも素晴らしい演奏でした。
子供たち、みんな上手だったなー。
きっと先生の指導の賜物ですね。

小6の男の子の「幻想即興曲」は、若い時のキーシンのようでした。
堂々としていて落ち着いていて、椅子に座ってからジャケットのボタンをはずし、しばらくの精神統一の後に演奏開始。
指が良く回って、粒も揃っていてなめらかな音。
華奢な体格なのにも関わらず力が強いのか、ものすごくいい音でピアノを鳴らしていました。
その上、歌い方が絶妙。
とってもかっこ良くって、きれいな「幻想即興曲」だったなー。
いつか、弾けたらな~と思っていたけど、
「こんなに素晴らしい演奏をする人がいるんだから、わざわざ私が弾かなくてもいい」と思いました。
それはトリの大学4年生の女の子のショパン「バラ4」も、そう思う演奏でした。
何ヵ所かミスをしたものの、そんなミスもカバーしてしまう表現だったり歌い方だったり、色っぽかったりで
「若いのにセンスある弾き方するなー」とウットリ。
素晴らしかったなー、あんなにキレイなバラ4を聴く事が出来て、本当に良かった。
それはKさんも思っていたらしく、発表会終了後すぐに彼女の所に行って
「すごく良かったですー」等と感想を言っていました。
私も「とてもキレイなバラ4でした~!」とコーフンを伝えました。

あ、私の演奏は1ヵ所ミスしました。
他は・・・人前での演奏の割には良く弾けた方かな~。
じゃあ、ノーミスで弾いたら完璧なのか?と考えたら、やはりどこか不満は残るだろうと思うし。
これが自分の実力、と素直に受け止めています。
本番前に少しだけ2回ピアノを触らせてもらったのも良かったと思います。
なので、前回よりは落ち着いて弾く事が出来ました。

今回はいつもコメントをくれるまみさんも一緒でした。
まみさんは自分の出番が近づくと肩を回したりと体をほぐしているようでした。
なるほどー、緊張で体がガチガチは良くないよね。
そして、ピアノの前でお辞儀をして顔を上げた時のまみさんの目が変わった。
スイッチが入った、ONになった、そんな瞬間でした。
一つ一つの音を丁寧に作り上げている、職人さんのような演奏でした。
音の出し方がキレイ。
本人は「どう弾いたか覚えていな~い」等と言ってましたが、
覚えていないのに、あの音作りはスゴイです。
技術が身体にしみこんでいるんですね、きっと。
まみさんは今度の日曜日が本番だそうです。
良いリハーサルになったんじゃないかと思います。

音楽と向き合う人達を見るのは、とても楽しかったし、
自分も「緊張」を楽しむ事が出来ました。
何だか、気持ちの良い緊張を味わってしまった。
この緊張、クセになりそう。





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コメント (6)
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