週刊文春4月18日号の記事を読んで驚いた。4月3日の台湾地震は花蓮で震度6強、台北で震度5強を記録
し、花蓮を中心に複数のビルが倒壊し、大魯閣渓谷では山崩れが起きた。しかし発生から2時間後には花
蓮に被災者用避難所を設置。家族ごとにプライバシーを保てるテントやボランティアによるマッサージの
提供などの手厚いサポートを用意した。現副総統の頼清徳氏は当日の午後に花蓮入りして陣頭指揮をとっ
た。倒壊したビルなどを見て回り、会見では詳細な被災状況を説明。「人命救助を最優先する」と表明し、
国民を落ち着かせた。という。
開設された「中央災害対応センター」の指揮官(林右昌内政部長)は全省庁と地方自治体を指揮する権限
が委任され、センターにはすべての被災情報が集約され、中央・地方や軍・警察・消防機関の調整、情報
発信が一元的に行われる仕組み。になっている。
日本では能登半島地震で岸田首相と馳県知事が発生から、2週間後に現地入りして批判を浴びた。初動も
遅れ、復興には程遠い状況だ。彼我の差に唖然とさせられた。