自民党派閥「為公会(いこうかい)」(現・志公会=麻生派)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で、
麻生派に所属していた元議員が毎日新聞の取材に対し、2017年以前の派閥のパーティー収入のうちノルマ
以上に売った分の資金を、政治資金収支報告書に記載しない裏金として扱っていたことを認めた。元議員
は「不記載が違法だと思っていた所属議員は誰もいなかった」とも語り、当時の麻生派内で裏金作りが広
がっていた可能性にも言及した。
麻生派は17年7月に山東派などと合併し「為公会」から「志公会」に名称を変更。志公会になった18年
以降はパーティー収入の還付金の収支を派閥・議員双方の収支報告書に記載しているが、為公会だった17
年以前は記載がない。このため、為公会時代は還付金を裏金にしていたのではないかと一部報道や野党か
ら指摘されてきた。(毎日新聞 9/2 月)
自民党総裁選候補の河野氏の裏金を「返納してケジメをつける」発言に批判が殺到しているが、自民党に
は実態を解明する気もなく、うやむやなまま今後も裏金問題には蓋をして自分たちに都合のいい形を残す
つもりだ。取材に応じた元議員は「選挙のことしか頭にない」と答えたそうだが、彼らは日本の未来など
考えたこともないのだろう。
大企業の内部留保は600兆円(法人企業統計調査)を越えたそうだ。自公政権は大企業の優遇策しかとっ
ていないので当然そうなる。一般国民が税、社会保障費、物価高に苦しんでも顧みることもない。自民党
総裁選にテレビは盛り上がっているが、自民党は何も変わらない。野党の不甲斐なさを嘆いても始まらな
い。まずは自公議員を次の選挙で大量落選させ、変わらざるを得ないと認識させるべきだ。