野党は4日、石破茂首相の所信表明演説について、主要な政策で具体像が示されなかったとして「まれに見るス
カスカの所信表明だ」(立憲民主党の野田佳彦代表)、「薄っぺらい、パッションもない、ないないづくし」(日
本維新の会の馬場伸幸代表)と一斉に酷評した。
野田氏は、首相が自民党総裁選で訴えた選択的夫婦別姓や北朝鮮・平壌への連絡事務所設置に触れなかったこと
を挙げ「本人は原稿にどこまで目を通したのか。総裁選で言ったことは全部なしなのか」と記者団に指摘。7日の
代表質問でただすと表明した
馬場氏は「石破氏が長年、国民の視点に立ち言ってきたことが、党総裁や首相のポジションを守るため全て封印
された」と非難。共産党の田村智子委員長は、経済や外交・安全保障の具体的な政策に言及がなかったとして「こ
こまで自民政治が劣化しているのかというほどの、中身のなさだった」と批判した。(共同通信 10/5 土)
石破氏が総裁になった途端の豹変ぶりには驚かされたが、菅氏が副総裁になったあたりから得心が行く。自民党は
変わらないと自ら言っているのだ。裏金議員も今まで通りに立候補するだろう。統一教会にも支援を要請し、組織
票が動くに違いない。
次の選挙で自公が勝てば「今だけ、カネだけ、自分だけ」の政治が続く、さらに菅氏が政財界及び官僚、マスコミ
に圧力を加えるはずだ。彼らが国民の側に立つ事は無い。