「これ、前にもやってなかった?」――。最近のNHKの番組を見て、そう感じる人も少なくないので
は。ドラマなどは再放送要望が多く、膨大なアーカイブ(過去番組)を活用しない手はないらしいが、周
辺を取材すると、「事業支出1000億円削減」の基本方針が制作現場に重くのしかかり、新番組はおろ
か、レギュラー番組でさえ新作が打ち出しにくい厳しい台所事情が見えてきた。(文化部 旗本浩二)
番組の初回放送を見逃すケースはよくあり、NHKは多くの番組で再放送枠を用意している。それでも
なお、見逃し番組や秀作を改めて見たいという要望が一定数寄せられている。視聴者対応報告によれば、
放送・番組に関して寄せられた意見や問い合わせのうち、ここ数年は5~8%が再放送に関するものとな
っている。(読売新聞オンライン 10/6 日)
これは私も最近強く感じている。例えばBS「世界のドキュメンタリー」で放送した物を総合「ドキュラ
ンドへようこそ」「ETV特集」で同じ内容で放送したり、BS「プレミアムシアター」と全く同じもの
を「クラシック音楽館」で流している。この記事の中にある「~選(美の壺、鉄オタ選手権、世界ふれあ
い街歩き等)」という再放送もとても多い。
NHKはニュース、ドラマ、ドキュメンタリーに特化していっていいと思う。さらに経営陣の高額報酬も
見直し、別会計の子会社との関係性も見直しをすること、おそらく観ている人が殆どいない8Kも中止す
ればコストカットは容易で、受信料の引き下げが出来るはずだ。