ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は20日、ロシアとウクライナの戦争終結
に向けた交渉を巡り、トランプ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領に対して「いら立っ
ている」と語った。ホワイトハウスで開かれた大統領報道官の記者会見に同席して答えた。
トランプ氏は米露の協議に反発するゼレンスキー氏を「選挙で選ばれていない独裁者」など
と批判している。一方、ゼレンスキー氏もトランプ氏は「偽情報の中に生きている」と反論し、
応酬となっている。(毎日新聞 2/22 土)
ウクライナ抜きでロシアと直接交渉したり、軍事支援の継続と引き換えにレアアース(希土類)
に関する「ディール(取引)」を提案したり、トランプ大統領のやりたい放題でアメリカは孤
立化を免れないだろう。確かに軍事力は断トツ、経済も世界中に影響を与えるだけの力を持っ
ているが、アメリカファーストだけでどこまで世界の国々がついていくだろう。
今のところトランプ流は対象国を屈服させているが、流れが変わる時が来るだろう。日本はそ
の時に備え、あらゆる方策を考えておく必要がある。