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森会長“女性蔑視”発言にIOC声明で苦言「絶対に不適切」

2021-02-10 06:53:51 | 政治
 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が「女性がたくさん入る理事会は時間

が掛かる」などと女性蔑視ともとれる発言をした問題で、国際オリンピック委員会(IOC)は9日、

オリンピックにおける男女平等に関する声明を発表した。


「過去25年間、IOCはスポーツにおける女性の躍進に重要な役割を果たしてきたが、これからも

そうしていく。この困難な状況において、今まで以上に多様性を尊重することが基本的な価値である

」と、IOCとしての立場と成果を強調した上で、森会長の発言について「森会長の最近の発言は絶

対に不適切であり、IOCのコミットメントと五輪アジェンダ2020の改革に矛盾している」と、

苦言を呈した。


 IOCは森会長が発言を謝罪し、撤回した4日の会見後に「問題は終了した」と、声明を出してい

たが、国内、海外からの批判は収まらず、改めて火消しのためにIOCとしての立場を示した形とな

った。(デイリースポーツ 2/9 火)


国内外の多くの人々が「何をいまさら」と思ったことだろう。一度は不問に付した声明を出しながら、

欧米からの反響の大きさに慌てて苦言を呈した格好だが、遅きに失した感は否めない。IOCの幹部

はオリンピック開催で得られるだろう巨額なマネーしか興味がなく、日本国民、参加する選手の健康

など念頭になく、倫理感など全く持ち合わせていないのだ。

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