暑い・暑いと言いながらも、暦の上では処暑を過ぎ、季節は初秋に移り変わっています。
暑い時には冷たく冷やした果物や、同じく冷たく冷やしたゼリー類や甘酒などを好んで、
水菓子や飲み物で暑気払い、汗をかいては飲んだり食べたりとエネルギー補給に忙しい夏でした。
まだまだ残暑は抜けませんが、時折涼しげな風が吹いたり、夜間 虫の音が聴こえて来たりして、
少しずつですが、秋の気配をやっと感じるようになりましたね~~~
そんな時に、柿山の焼き菓子が誠に初秋らしいので、ブログでお披露目です。
処暑を過ぎますと、 夏の冷菓に代わって、焼き菓子などがお目見えします。
赤坂柿山の秋色七草の焼き菓子です
帯付きの菓子箱の中には店主の言葉と、 万葉集の歌 2種が詠まれた丁寧な栞が入っていました。
● 秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数えれば 七種の花
(あきののに さきたるはなを およびおり かきかずうれば ななくさのはな)
● 萩が花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また 藤袴 朝顔の花
(はぎがはな おばな くずはな なでしこのはな おみなえし また ふじばかま あさがおのはな)
山上憶良 (やまのうえのおくら)が詠んだ有名な、秋の七草の歌です。
尾花(おばな)はススキのことで、朝顔の花は現代では一般的に桔梗(ききょう)を指します。
まぁ~なんて風情があって、イキな焼き菓子でしょう~ と、喜んで 写真に撮ってみました~~
尾花(おばな) ススキ 萩が花(はぎがはな)
撫子の花(なでしこのはな) 葛花(くずはな)
藤袴(ふじばかま) 女郎花(おみなえし)
朝顔の花(あさがおのはな) 現代では、桔梗(ききょう)の花を指します。
春の七草は春一番に 芽吹いた草を粥に入れたりして食するものですが、
秋の七草は、秋めいた訪れを感じながら、秋の花々を眺めるものだといいます。
暑い夏の間、お散歩をおサボりしていましたので・・・ 秋の訪れを感じながら、七種を探しに?
カメラを持って、また歩かなくっちゃと思います。