考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

ドラフトと代理出産

2006-09-30 23:48:54 | 徒然なるままに

タイガースの猛追で、さぁセリーグも盛り上がってきたか、と思ったプロ野球。
残念ながら、今日はタイガースが負けましたね。
勝ったドラゴンズのマジックは7。残り12試合ですから、タイガースが全勝の場合でも、ドラゴンズは7勝5敗でOK・・・
我らがジャイアンツなどは消化試合真っ只中であることを考えると、タイガースは厳しいか。でも、明日ですね。
パリーグのように最後まで盛り上がって欲しいものです。

ところで、盛り上がりの蚊帳の外の我らがジャイアンツ。
先日の桑田投手の退団騒動など、話題はすっかりストーブリーグ。
ドラフトでは、以前のようにジャイアンツ志望と言う声もあまり聞こえず、有力選手の争奪戦でも劣勢のようです。

そんな中で思うのは、ドラフトって本当に必要なの?

以前なら、またジャイアンツファンが有力選手を確保したいから言っているんだろうと、なるでしょうけど。最近のドラフトというか、最近の若い選手はそんなにジャイアンツ志向は強くないようですから、こんな意見を吐くことを許してください。

そもそもドラフトは職業選択の自由を侵していますよね?

今年も沖縄の高校生が涙しているようですけど、高校生だろうと、大学生・社会人だろうと、球団カラーや育成環境、入団条件などで入りたいチームを選びたいのは当然の権利だとボクは思います。
それをプロ野球の発展のためなのか?、まるで人身売買のような仕組みが公然と成り立っている不思議・・・
例えば、銀行業界が銀行への入行希望者を募って、ドラフト会議なんてやっていたら絶対に許されないはず。それがスポーツだったら許されるのか?

ジャイアンツに限らず一部の球団に有力選手が集中するのは良くないだろう、
と、そんな声も聞こえてきそうですけど・・・
やはりプロの世界は、試合に出なければ意味がありません。
先発で試合に出れるのは9人。ベンチに入れるのは25人。
これは人気球団でも、どこでも同じです。
こんな話は選手が一番分かっているでしょうから、選手はきっと分散するでしょう。
また、そこでどの球団を選ぶのか、そういう選択から選手としての能力も問われるべきだと思うんですよね。
あとは球団も選手も、どちらも、それこそ実力勝負。

毎年毎年、選手の「運」を見世物にするのはそろそろ止めにしませんか?

みなさん、ハローです。ホディです。

こんな記事もありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060930-00000106-yom-soci
代理出産で産まれた子どもが、その精子や卵子を提供した人の「実子」として認められたというニュースです。先日は、死亡した男性が生前に冷凍しておいた精子で、その死後に人工授精で産まれた子どもと、その男性は親子関係がないという判決のニュースもありましたけど、最新の医療に法や生命倫理がなかなか追いつかない・・・
でも追いつこうと、様々な判決が出てきている・・・

ボクは、代理出産も、死後の人工精子も、どのように考えたらよいのか、正直なところ分かりません。

代理出産でも、死後の人工授精でも、ヒトの遺伝子としては科学的には本当の親子ということなんでしょうから、「当然、実子である」という論理もよく分かります。

一方で、汚い言い方をすれば、お金で子どもが買えるのか、という問題にもなりかねない気がします。代理出産が悪いとは言いませんけど、法が実子と認めることで、変な形で、例えば出産のアウトソース的な認知をされる恐れはないのか???
子どもが産めずに困って、養子をもらって実子と同様に育てている人も大勢いるでしょう。そんな形で養子をもらった場合と、代理出産した場合との相違点は何なのか???(遺伝子だけなのか?)
そう考えると、そもそも「実子」と「養子」という区別をなくすほうが、時代にあっているのではないか、と考えたりしています。

科学の進歩は、ヒトの寿命を延ばし、さらに遺伝子の中断を回避することを可能としてきています。それがボクらの社会や、今後の人類にどのような影響を与えるのかは、ボクには分からないですし、きっと未だ誰にも分からないのでしょう。
そういう意味では、ボクは最新の医療に法や生命倫理が追いつかないことは、逆にそれで良いように感じています。最新の医療は出来るだけ進歩できるようにがんばって欲しいですし、法や倫理の結論は急ぐことはなく、じっくり議論すべきじゃないでしょうか。

難しい話ですよね。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 当たり前の怖さ | トップ | お祝い »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

徒然なるままに」カテゴリの最新記事