いい加減、悩んでも仕方ないのですが・・・育児というか、子育てです。
honyaの子供はもう11歳になっています。
ただ、一人っ子のために、自分より下の年齢の子供のために「自分が我慢する」という経験が少ないのです。
少ないと言うより、多分、ほとんどないでしょう。
小学校ではきっと少しはやってるはずなのですが・・・。
今日、自治会でちょっとしたイベントがありきれいな天体写真をもらえることになったのです。
写真は、6枚。しかし、希望する子供は9人。
じゃんけんで勝った順にもらえることになったのです。
最後の一枚を子供と年下の男の子で勝負することになりました。
じゃんけんではうちの子が勝ったのですが、親の私としては、年下の子に譲ってやって欲しかった。主人もそう言う気持ちでした。
それで、勝った子供に「譲ってやりなさい」と言ったのです。
子供は言うことを聞くべきだと思って譲りに行ったのですが、あげて私たちの処へ帰ってくる途中で泣いてしまいました。
・・・・・・しまった・・・。
相手の親御さんも、泣いてる子供を見て私たちが無理強いしたと思われたのでしょう。写真を辞退されました。
全く・・・トホホ・・・だったのです。
しかし、良い教訓だったと思いました。
まず、私が思う以上に子供が私たち親に対して「いい子でいたい」と思っていたこと。親の希望にできるだけ沿いたいと強く思っていいてくれたため、自分の気持ちを押し殺していた事。
これは、可哀想でした。
親として子供の嬉しい気持ちを台無しにしてしまったので、反省しています。
しまったと本当に思いました。
次に、自分の子が「下のために我慢する」ということに馴らされていなかった事です。兄弟のいるお家では、当然上の子も下の子も自分の”やりたいこと””欲しいモノ”は我慢することが必要になってきます。そして、それは幼い頃から自然と生活の中で発生し、自分の心に折り合いを付けていくという訓練がされているモノなのですが、彼にはその経験が少なかった。
親として、こんなときどうしてあげるのが一番良いのか・・・困りました。
帰ってから子供と少しゆっくり話したのですが、子供の気持ちを汲んであげられなかった事も謝らないといけません。しかし、親としては自分は我慢しても「下の子に譲る」という行為ができるようになってほしいのです。
それが、「ええかっこ」とか「いいこちゃんぶる」訳ではなく・・・。
どうしても欲しいモノがあったとしても、常にそれが手にはいるとは限りません。
その中で折り合いを付けていくためにも、自分が決断して「我慢する」と決めたモノに対して、自分の決断に対して心で涙しても態度で表すということがないような(ある意味虚勢とかやせ我慢といわれるかもしれませんが)強さを養って欲しいのです。
タイミングというモノが大事だとは思いますが、きっとこれからこういう場面がいくつも出てくると思います。
「我慢させる」「我慢する」だけが良いことではないと思うのです。
もし、それを自分より上の人間から強要されたとき、それが正しくないと思ったら「違う」と主張する強さも必要でしょうし、自分の気持ちを素直に言える強さも欲しいと思います。
「すごい二律背反な事を子供に求めてるんだな~。」
と、子供と話しながら思いました。
うむむ・・・反省と後悔と願いの繰り返しになっていくのだろうとは思います。
子供も思春期に入ります。
子供コドモしていた無邪気な年代から自分を造る時代へと入っていくところにさしかかって来て、親としては手探りで子供とぶつかっていくしかないと思う今日この頃です。
子育てって・・・難しいけど、やりがいあります。
自分がまだ周りの方々から育ててもらっている途中なので、おろおろしている情けない親なのですが・・・。
この記事を読んでくださった方々へお願いです。
感想、アドバイスいただけると幸いです。
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