本日は、一日いいお天気でした。
しかし、honyaはダウンしておりました。
体もしんどいのですが、心の方もしんどくって、お仕事に行こうとする意欲がわかず、体のしんどさ理由にとうとうお休みしてしまいました。
原因は、はっきりしているのですがそれを解消するすべもなく、持久戦に持ち込むしかないのでなかなか・・・
プッツンしてしまえば、早く解決するかもしれないですが周囲への影響を考えるとそれもできず、まあ、切れるのは私がお仕事場をやめるときだと思っていますが、立つ鳥跡を濁したくないという想いもあり、とにかく、私の堪忍袋が先か原因が去ることが先かと言う結構せめぎ合いなのですが、とりあえず、原因さえなんとかなれば(次が怖いが)、次の一手も打てると思うので、頑張ります。
(でも、ちょっと頑張れ無くって、今日はお休みしました・・・くくぅ)
ところで、精神的に煮詰まっていたhonyaですが、こんな時に読む本の一つに
『雪の断章』(佐々木丸美氏著)があります。
以前講談社文庫から本が出ていたのですが、創元推理文庫から本が出ており、持っている文庫本も古くなったので又買い直しました。
そして、一行読んでは、ため息。
主人公の少女 飛鳥が、頑張っているのを読み進めては自分の悩みもちっぽけに思えて、頑張ろうと思えます。
この作品が不思議なのは、作中、殺人事件が起こるのですがそれが主体ではなく、主人公の飛鳥の成長が主になっている物語である事。確かに事件は起こっていて、それが彼女の生い立ちや周囲の人々といろいろ絡まるのですが、その事象を主人公の目と思考・想念を通して見ていくことができ、とてもよくできた作品で、私は何かにつけて読み返しています。
今回、読み返す中今のご時世や人の思い、人間関係など自分が置かれている状況がいろいろ変化したためでしょうか、読み進める文章で心に響いてくる言葉が以前とはまた違うところで感銘を受けたり、気になったりするのです。
自分にとっていい文章や作品というのは、折に触れ何度でも読み返したくなる作品であり、また、その時に不思議なくらい身近にそっと現れてくれる気がします。
佐々木さんの作品と出会えたことが、私にとってはとても嬉しい出会いであり、たぶんこの作品は死ぬまで何度読み返すかわからないくらい読み返す作品になるんだろうと思います。
落ち込み気分はなかなか晴れませんが、いつかはこの経験も笑って思い返せるように苦い思いも自分なりにちゃんと味わって”いい経験”にしたいと思います。
なんて言っても、またグニグニしそうですが、あまり思い詰めないでやっていこうとおもいます・・・。
久しぶりの更新がこれとは・・・ふにゃん・・・。