なかなかにしっかりと雨の降った一日でした。
これから、雨と晴れの天気が交互にやってきて季節が進んでいきます。
城山三郎さんの本を探していました。
中々に含蓄のあるタイトルです。
「粗にして野だが、卑ではない」
とても良い言葉だと思います。”粗にして野”とはよく言います。今では滅多に聞くことのない言葉ですが・・・しかし、「卑ではない」という言葉がつくことによって、その人物の人となりがよくわかります。
この「卑ではない」という一言が非常に大きい。
「卑ではなく」生きるというのは、中々に難しいことだと思います。
別に家柄や資産や諸々のことではなく、人柄として「卑」ではなく生きて行くことはこの現代の世の中で凄く難しいことだと思いました。
それでも、この言葉が自分に言えるように生きてみたいと思います。
安岡正篤さんの「一日一言」という本の中の言葉にも、「・・・世を挙げて小(こ)の字のつく者がはびこったことである。小利口者、小才子、小ずるい輩から、小悪党など・・・。」
という下りがあります。
読んでいる本のそこかしこに、自分の今までの人生での出来事を反省しこれからの人生の理想がひっそりと盛り込まれています。
先人の言葉に重みがあるのは、経験がそれを支えているのであり私たちも社会人として今の若い方達に「先達」と呼ばれるようになりたいし、今の若い方達から見て「卑しい」生き方はしたくないものです。
その為には、己を自省しつつ、常に思考し、何がよいことかを選び取れるように自分を鍛えていかないといけないのではないかと、ココにやはり反省したhonyaでした。
「ほにゃらか」に生きていくのは良いけど「のんべんだらり」はいけませんね。