秋晴れの良いお天気でした。
本日は、やっととれたお休みだったので洗濯を一生懸命して、それからお出かけしました。
休みの日でしたが、個人的にしたいことを今日一日に凝縮したので非常に濃い一日をすごしました。
午前中は、洗濯を終えて9時過ぎのバスで麓も街へ下り、甲子園会館の「楠松祭」最終日に行きました。
今回の催しは、殆どが25・26の土日で行われていたのですが、honyaのお目当ては茶谷氏の紙で作った建築物の展示。これがまた、すばらしかったです。
よく、グリーティングカードや飛び出す絵本などがありますが、これの建築物版!
「平面をどうやって切ったら、こんな複雑な造形が出来るんだ」と感心し「頭良いな~」と感動し、甲子園会館の1階ロビーに並んだ展示物一つ一つをつぶさに見ていて時間を忘れました。
いやはや、凄いものです。また、この作品が本当に良くできていて、好き心をくすぐるというか・・・。素敵な展示でした。
そして、お庭の散策。真っ盛りより少し前の紅葉や赤く色づいた櫨、桜の葉がお庭の芝生に散り敷いてとても素敵な情景でした。カメラを忘れていったのでとれなかったのですが、やはりこのお庭が見せてくれる風情は天下一品!懐かしい庭師さんにもお会いできて、嬉しい限りでした。
そして、甲子園会館とお庭を巡って時間と仕事に追われて居た自分にハッと気づいておりました。
いやはや、至福の時間をいただきました。ありがとうございます。
甲子園会館のスタッフの方達のセンスが凝縮された素敵な催しでした。
そして、時間のないままに新開地の映画館へ!
本日は、最終催しのラッシュだったのですが、予てからどうしても見たかった映画「太陽」を見に行きました。
なんとか、上演1分前に滑り込み!
honyaは大抵の映画は、「DVD迄待つ」とか、「見損ねたけど、まぁいいや」で済ましてきたのですが、この映画だけはどうしても映画館で見たかったのです。
いや~~~、イイ映画でした。
休みを取って見に行った甲斐がありました。満足満足!
HPの「映画部屋」に感想をのせたのですが、久しぶりに腹にこたえる作品を見せていただきました。
役者も達者、映像も見事、物語も上手い。
ストーリーの時系列にはちょっと「?」なトコロもありましたが、内容が濃くて時間が短かったこと!それに、見ている間、観客がだれも雑音を一つも立てなかったのが凄かったです。
それだけ、みんな見ることに集中した映画でした。
映画が終わって暫く、無言の沈黙がありました。
私は、今まで映画をそんなに多く見てきては居ませんが、こんなに観客が集中しそして終わっても沈黙していた映画は初めてです。
良い作品の力とはこういうモノなのだと、感動しました。
静かに、あくまでも静かに、淡々と観客それぞれの胸にしみこんでいく映画だと思います。そして、この作品を日本人ではなくロシアの方が作られたこともまた、興味深いです。
本当に、いい映画でした。「いい」ものは「いい!」としか言えません。
職人さんが丁寧に作った作品を惚れ惚れと眺めるという感じでしょうか・・・。
早くDVDになって欲しい!
なってくれるかにゃ~~~?
そういう、いい映画でした。(いろんな見方があるので、あくまでhonyaの感想です)
いやはや、そんなこんなで濃密な時間を過ごせたいい1日でした。
人間、こういう時間をもてると幸せになります。
ああ、幸福な1日でした。また、こんな時間の過ごし方が出来たらいいのにと、願う今日のhonyaでした。